EXTRA.5 ページ48
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「いや、違いま」
「おいてめェ！！こいつに気安く話しかけてんじゃねえぞ、クソモブが！！殺すぞ！！」
突然現れた勝己がAの言葉を遮り、掌を爆発させた。
強引にAの手を取ると、そのまま後ろに引き寄せる。
引き締まった逞しい体が後頭部で直に実感して、Aが驚きで目を見開いた。
ニトロのような甘い香りが鼻孔を掠める。
「勝己…！」
思わず声を洩らしたAを横目で一瞥すると、勝己は目の前の男二人を鋭い目付きで睨み付けた。
案の定、男達はあまりの威圧に恐怖を覚えそのままそそくさと逃げていく。
「フンッ」と勝ち誇ったように鼻を鳴らした勝己がAを離すと、明らかな苛つきの表情に変えた。
「てめェ、今までどこ行ってやがった！！」
大きな怒鳴り声に驚いて、Aが目を白黒させる。
「心配しただろうが！！クソが！！」
まさか勝己から心配という言葉が出てくるとは思わなかったのか、Aは目を丸くするなり瞬きを繰り返す。
けれど、その心配に温まりを感じてAは頬を緩めた。
「…勝己、ありがとう」
「…っ……チッ…」
優しく微笑んだAに照れたのか、勝己は頬を赤くすると照れ隠しのように舌打ちをした。
何だかんだで終わった一日。
その3日後、勝己はAから貰ったプレゼントであの時いなくなった理由を知り密かに喜びを感じるのだった。
そしてそれと同時に、何故虎のストラップなのかに疑問を抱いたのは当然である。
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月神姫(プロフ) - コメントありがとうございます！わざわざ教えてくださって助かります！ (2018年10月17日 17時) (
レス) id: c244c7ed18 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみだいふく - 181脳無の的確な言葉となっています (2018年10月17日 16時) (レス) id: c11c7ecc8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月神姫 | 作成日時：2018年9月23日 20時
