STORY.179 ページ39
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「ヒーローとは常にピンチをぶち壊していくもの！敵よ、こんな言葉を知ってるか！？プルスウルトラ！更に向こうへ！」
今までで最大限の拳を脳無の鳩尾に繰り出せば、あまりの力に勢いよく吹っ飛んでいく。
ドガァンという音と共に、USJを覆う天井が破壊された。
土煙が晴れると同時に、現状とは似合わない澄んだ空が建物に空いた穴から除く。
中央に立つ俊典は炎天下に当てられて、その姿は余計映えて見えた。
「…漫画かよ。ショック吸収をないことにしちまった。究極の脳筋だぜ」
呆然と立ち尽くす切島が、小さく呟く。その横で棒立ちする皆が、プロというものを改めて知り唖然と見つめていた。
「やはり衰えた。全盛期なら5発撃てば充分だったろうに。300発以上も撃ってしまった」
土煙が舞っているせいで分かりにくいが、体からは蒸気のようなものが出ている。
それが示すのはただ一つ。
時間切れ、つまりは活動限界だ。
「さてと、敵、お互い早めに決着つけたいね」
「衰えた？嘘だろ…完全に気圧されたよ。よくも、俺の脳無を…チートがぁ…！」
忌々しげに声を洩らした死柄木が、鋭い瞳で俊典を睨み付ける。
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月神姫(プロフ) - コメントありがとうございます！わざわざ教えてくださって助かります！ (2018年10月17日 17時) (
レス) id: c244c7ed18 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみだいふく - 181脳無の的確な言葉となっています (2018年10月17日 16時) (レス) id: c11c7ecc8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月神姫 | 作成日時：2018年9月23日 20時
