STORY.143 ページ3
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戦闘服に着替えた生徒達は、皆意気込んだ様子でバスへと向かう。
その中には、一人だけ体操服の出久の姿があって、当然ながらも目立っている。
すぐに気づいた麗日が、不思議そうに出久に問いかけた。
「デクくん体操服だ。コスチュームは？」
体操服を指差しながら首を傾げた麗日に、出久は苦笑を溢す。
「戦闘訓練でボロボロになっちゃったから…」
「まあ、あれだけ派手に戦えばね。」
見る形すらなくなった屋内と傷だらけで眠る出久を思い出し、Aは眉を下げた。
「…もう、無茶はしないでね」
真剣な顔で念を押すAに、出久は少し俯き気味に頷いて見せる。
「…うん」
控えめな返事とその表情に、出久が無茶をしないわけないか…とAは視線を落とした。
「バスの席順でスムーズにいくよう、番号順に二列で並ぼう」
前方から笛の音と飯田の大きな声が聞こえてくる。
委員長になってからというもの、はりきっている飯田を見つめてAは笑みを溢した。
「飯田くん、フルスロットル…！」
隣では出久が、どこから持ち出したのか分からない笛を持つ飯田を見つめ、苦笑いを浮かべている。
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月神姫(プロフ) - コメントありがとうございます！わざわざ教えてくださって助かります！ (2018年10月17日 17時) (
レス) id: c244c7ed18 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみだいふく - 181脳無の的確な言葉となっています (2018年10月17日 16時) (レス) id: c11c7ecc8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月神姫 | 作成日時：2018年9月23日 20時
