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道中、たくさんの鬼がいたけど上弦の弐とは全然違う。
カナヲの言葉を借りれば“赤子”だ。

私はさっきまで自分が強いと錯覚していたのかと思うぐらい、怖かった。

こんなんじゃ隊士になっても任務に行けるのか不安になってきた。

『っ....』

ネガティブな言葉が頭の中にどんどん出てくる。
首の傷のせいかもしれない。
自分とあの鬼の圧倒的な力量差を痛感させられたからかもしれない。

大丈夫、と自分を鼓舞しながら走って約五日が経った。
私は無事に下山することができた。

ギリギリだった。

下山すると首の傷の手当てをしてもらえた。
心なしか、少し痛みも引いた気がする。

「お疲れ様でした。」

選別終了の日になっても私以外誰も下りてこない。
あんなにいたのに....。

「こちら、隊服となります」

そう言われながら渡されたのは背中に 滅 という文字が刻まれた隊服だった。

「その隊服は通気性が良いですが普通の鬼では切り裂くことすら出来ません。」


「次に、鎹鴉を支給させていただきます。」

ばさばさ、という音とともに飛んできたのは原作で見た喋る鴉。

「カァ!」

「その鎹鴉にお名前をつけてください」

『ん〜....じゃあお餅!』

「良いお名前ですね」


「では、最後に玉鋼を選んでいただきます。」


「そこの机に並べられている中からどれか一つをお取りくださいませ。」

私は一番真ん中にある中ぐらいの玉鋼を取った。

「本日はここまでとなります。お気をつけてお帰りください。」




意外と手短に終わって鴉ももらえたし、今日は帰宅することにした。多分無一郎は忘れてるから柱になるしかないだろう。



約七日ぶりに通る我が家への一本道。
山の中にある小さな家なので、結構わかりづらい。



「あら、Aちゃんおかえりなさい。八日間も家にいなかったでしょ?何かあったのかみんな心配してたわよ」

麓にある家のおばちゃんに声をかけられた。
前の私の家はご近所付き合いなどをしていなかったようで、ここら辺の人に“親を亡くした衝撃でおかしくなった”などのことを言われてるのを耳にしたけど今ではそんなことは言われておらず、孤児になった私を気遣い、煮物をくれたり、お米をくれたりなどのことをしてもらっている。

『大丈夫だよ、少し遠出してただけ』

ここで鬼殺隊の最終選別に行ったなどと言えばまた頭をおかしくしたのかという噂が立ちこめるだろう。



家に着くと意外な人物が待ち構えていた。

。→←。



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四季(プロフ) - ゆずきさん» YOASOBI仲間いて嬉しいです!!小説から音楽を作るっていうのが好きなんですよね。。。。歌詞、素敵ですよね! (6月1日 18時) (レス) id: b42d085b1e (このIDを非表示/違反報告)
ゆずき(プロフ) - 四季さん» わ私もYOASOBIめっちゃ好きなんですよ!どの曲も歌詞すごく好きで! (6月1日 17時) (レス) id: 8544b66509 (このIDを非表示/違反報告)
四季(プロフ) - ゆずきさん» 気づきましたか!?私、YOASOBIが好きで、参考にしてたんですけど誰か気づくかな〜って思ってたんですけど気づいてくれて嬉しいです!! (6月1日 16時) (レス) id: b42d085b1e (このIDを非表示/違反報告)
ゆずき(プロフ) - もしかしてなんですけど!YOASOBIさんの「セブンティーン」を参考にしてます!?聞いたことあって! (5月31日 23時) (レス) id: 8544b66509 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:四季 | 作成日時:2023年5月31日 21時

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