12星座の戦士たち（ミニ） (ページ10)

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10.ちょっと待てページ10

彼らの自己紹介も終わり、なぜか一段落だ、みたいな空気の小さな戦士。

ふわり、とまた智と和也が上がってきた。

智「何か質問はありますか？」

斗「君たちの食事とかは…？」

和「二酸化炭素ですね。」

…え、植物の光合成と一緒なの？

智「違うでしょ…」

ペシ、と和也が智に叩かれた。

智「食べなくても生きていけますが、万一の時に力が出るよう、白ご飯を一人一粒恵んでくださればありがたいのですが…」

斗「あ、あぁ…それくらいならいいよ。」

智「ありがとうございます。」

一粒って所に少し可愛くなる。

そっか。

小さいから一粒でも大丈夫なのか…

…大丈夫なのか？

なんか心配になってきたな…

なんて思いながらイスを引く←ずっと立っていた

その瞬間、何か黒いモノがピョンと跳ねた。

そしてなぜかこっちに跳んできた！

智「っ！」

智と和也がバッと間に入る。

すぐに二人が繋いでない方の手を出した。

青と黄色が折り交ざる不思議な色をした何かが二人を包み、黒いモノがそれにぶつかる。

ギギ、という何か変な鳴き声(のような音？)と共に黒いモノが跳ね返された。

それを確認してなのか、二人は包まれた中から出てきた。

智「皆！悪魔が来たよっ！」

和「早く戦闘体制に入りなさいっ！」

…え、あの黒いの悪魔なの？