舞踏会【貴方side】 ページ22
ユウちゃんの支度を手伝ってから自分の支度も終わらせた私は、一足先に舞踏会の会場に来ていた。
人混みを抜けると、私に気付いたリントがゆったりとした足取りで近付いてきた。
リント「A、綺麗」
『ふふ、ありがとう。
リントも凄く似合ってるわ』
私が微笑むと、リントはほんの少しだけ頬を赤くして「ありがとう」と微笑む。
ユウちゃんを探して辺りをぐるりと見回すと、ユウちゃんを見つけた。
リント「ユウ」
『ユウちゃん』
リント「ドレス、似合ってる」
『えぇ、とっても素敵よ』
ユウ「あ……ありがとうございます。
リントさんとAさんもその格好、すごく似合ってます。」
リント「ありがとう」
『ふふ、嬉しいわ』
リント「………けど、俺が贈ったドレスは、気に入らなかった？」
ユウ「いえ、そんな！すごく素敵なドレスで、ビックリしました！」
リント「なら、どうして着てないの？」
ユウちゃんが着ているのは、私が普段着ているような服と同じくらい真っ白でレースがふんだんにあしらわれたドレス。
色を見る限りじゃ、ルウ辺りが贈ったんだと思うけど……。
ユウ「このドレス……学院長から、贈っていただいたんです」
リント「学院長が……」
あら、ビンゴね。
リント「なら、俺が贈ったのはまた今度着てみせて」
ユウ「はい……機会があれば、是非」
リント「うん、じゃあ行こう」
リントはすっとユウちゃんに手を差し出して、優しく微笑んだ。
リント「お手をどうぞ？」
うんうん、完璧ね。
ユウちゃんははにかみながら、リントの大きな手のひらに指先をのせた。
リント「A、俺の贈ったネックレス、付けてくれたんだね」
『ふふ、折角の頂き物だからね』
リント「ドレスとか贈っても着てくれないのに、アクセサリーは良いんだね」
『もう、そういうのは好きな人に贈りなさいな』
リント「………」
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紅キ霧雨 - カナリアさん» ありがとうございます！！！そう言ってもらえると嬉しいです！新しく魅惑ナイトメアの小説を作ったので、良ければそちらも読んでくれると嬉しいです！ご愛読ありがとうございます！ (2018年7月29日 20時) (
レス) id: 68e7808bec (このIDを非表示/違反報告)
カナリア(プロフ) - 夢主さん性格いいし顔もいいとかマジ女神…(？)魔界王子と魅惑のナイトメアの小説ないですから純粋にめっちゃ嬉しいです( ￣▽￣)楽しんで見ています！ (2018年7月13日 14時) (レス) id: 90bd7d6cd5 (このIDを非表示/違反報告)
雨簾(プロフ) - 紅キ霧雨さん» そうなんですか！色々拝見させていただきます！ (2018年6月21日 19時) (レス) id: af0a3905ab (このIDを非表示/違反報告)
紅キ霧雨 - 雨簾さん» いえ、名前は違いますけど一応色々書いてます！(要するに掛け持ち者)← ありがとうございます…！お互い頑張りましょう！ (2018年6月21日 19時) (レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
雨簾(プロフ) - 紅キ霧雨さん» 初投稿ですか？私も最近投稿し始めたので、一緒に頑張りましょう！ (2018年6月21日 18時) (レス) id: af0a3905ab (このIDを非表示/違反報告)
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