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『マネージャーになっちゃえば?』
『ええ?』



『だからさ。Aは、その時男子バレー部を見て、何か…感じたんでしょ?熱い気持ちってやつをさ。』
『う…うん…えっと、まあそうなるかな?』
『ならさ、思い切ってそこに飛び込んじゃいなよ。』


୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧

(─と、佐々木が言っていたのが2ヶ月前。)
あっという間に7月になっている…

ルールはわかるし、嫌な訳でもない。
というかむしろ、やりたいとか、楽しそうとか、私にしては珍しく、ポジティブな感情の方が大きくもある。
…ちょっと無謀かなと思ったが。



「音駒高校1年5組、鈴乃Aです!!
マネージャーを務めさせていただきます!!」

あれからあたしは、例の男子バレー部に、マネージャーとして入部したのだった。



(ああ、言っちゃった言っちゃった。
こうなったからには、引く訳にはいかないよね。)

自分に出来ることをやるって決めたから。



「よろしくー」
「あ、マネージャーちゃん。やることは徐々に教えていくから、とりあえず今日は見学ね。明日からちょいちょい手伝ってもらえればOKだから」
「うおーーっ!すごいっす!よろしくお願いしますっす!!」
「はっ!はい!わかりまっ…あ、了解です!!」

なんというか…
みんなすごいなぁ。
えっと、さっき声をかけてくれたのは、
3年生の黒尾キャプテンと、1年生の犬岡くん…か。
犬岡くんて、大きいのにすばしっこいなぁ。
黒尾さんは…
なんだろう?いい人そうなんだけど…ちょっと何考えてるかわからなくて…怖い?


他にも、色んな人たちがいる…
さっきみたく、話しかけられる前に、あたしからも話しかけて、頑張って覚えなきゃな。


それから…
気になってる人が1人。



「俺に寄越せええええええ!!!!!」


(おわっ!?ビックリした…)
灰羽リエーフくん。
1年3組。 外国人…?
日本語だから、ハーフなのかな。
ここで、1番背が高い子だ。
それと…さっきの顔合わせの時、一言話してくれた。
自分から話しかけに行くのが苦手なので、良くしてくれた人は余計、覚えちゃうなあ。なんて、えへへ。




マネージャー初日。
コートの外側だけど、あの体育館の中から見る皆の試合は、
なんだか熱いのに、それがとても爽快で…
思わず背筋をぴしっと伸ばして、気合を入れるのだった…

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設定タグ:ハイキュー , 灰羽リエーフ   
作品ジャンル:アニメ
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たかな(プロフ) - ライグリールさん» ありがとうございます!! (2020年7月30日 6時) (レス) id: 73a36fd221 (このIDを非表示/違反報告)
ライグリール - すごい…リエーフがかわいい…!おもしろかったです! (2020年7月27日 21時) (レス) id: 10ffdced2d (このIDを非表示/違反報告)
たかな(プロフ) - 夜空さん» コメント、とっても嬉しいです!!読んでくれてありがとうございます!!! (2020年2月21日 21時) (レス) id: 76ca1e95bd (このIDを非表示/違反報告)
夜空 - すごく面白かったです。リエーフ君、カッコいいッ (2020年2月20日 19時) (レス) id: abc6410102 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:TANAKATUKI | 作成日時:2020年2月7日 3時

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