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リエーフside
その眼は野良猫のようだった。
「…初めまして！音駒高校1年5組、鈴乃Aです。今日から、バレー部のマネージャーを務めさせていただきます。私、精一杯頑張りますので…よろしくお願いします！」
(女の子…あと、背、たかいな)
「女子マネェェジャァァ！！？？」
「山本うるさいっ！！」
「ぃってえ！夜久さんひどい…なにも蹴らなくても…」
「コラコラ、あんま騒ぐとマネちゃんびっくりすんだろ。程々にしときなさい」
「なんだよぉ、黒尾だって嬉しいくせに」
「はあ…」
ずっと男のみだったうちのバレー部に突然現れた女子マネージャー。
俺が音駒高校男子バレー部に入部して、だいたい2ヶ月がたった。
日々、夜久さんのレシーブ練で疲れ果てているなか、突然のサプライズ。
…いや、俺のためとかじゃないんだけどさ。
それにしたって新鮮だ。
「とりあえず軽く自己紹介しとくか。いっぺんに覚えるのは無理だろうが、まァそのうち慣れるから大丈夫だろ。」
時計回りに並んだ皆が、順に学年と名前を言う。
そして俺の番…
「1年3組の、灰羽リエーフっす。よろしくお願いします」
「…すごい」
「え？」
「あ！すみません！こんなに近くに外国の方がいるの、初めてで！！失礼ですよね」
「いやいや大丈夫っすよ！みんなそんな感じだし」
やっぱり、皆そう言うよなぁ。
すると、黒尾さんが横から入ってきて、いつものように冗談を言った。
「ウェーイ、リエーフが女の子ビビらせてるぅ〜」
「ちーがーいーまーす！ビビらせてないですー！」
「…ふふっ」
「お、マネージャー笑った」
「スミマセン、つい…」
「お前らいつまでやってんだ。自己紹介終わったなら練習始めるぞー」
「おねがいしゃーす！」
初めての顔合わせ。
俺はなんだか、マネージャーの笑顔をずっと忘れられないでいた。
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たかな(プロフ) - ライグリールさん» ありがとうございます！！ (2020年7月30日 6時) (
レス) id: 73a36fd221 (このIDを非表示/違反報告)
ライグリール - すごい…リエーフがかわいい…！おもしろかったです！ (2020年7月27日 21時) (レス) id: 10ffdced2d (このIDを非表示/違反報告)
たかな(プロフ) - 夜空さん» コメント、とっても嬉しいです！！読んでくれてありがとうございます！！！ (2020年2月21日 21時) (レス) id: 76ca1e95bd (このIDを非表示/違反報告)
夜空 - すごく面白かったです。リエーフ君、カッコいいッ (2020年2月20日 19時) (レス) id: abc6410102 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：TANAKATUKI | 作成日時：2020年2月7日 3時
