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それから数日…
あたしとリエーフの間には特に何も無く、明日が合宿の最終日となってしまった。
『お疲れ様でした！！！！』
「ふう…なんだかあっという間だったな…」
「おお、鈴乃もお疲れ！もう少しの辛抱さね」
「マネージャーのおかげで助かってるよ！」
「監督もコーチも、おつかれさまです！あたしも頑張りますね！！」
コートの中から、だんだんと人の温度が消えていく。
そのうち何人かは、第3体育館に向かい、自主練をするようだった。
なんだか…暑いな。夜風に当たってこよう。
・
・
・
りんりんと、虫の声がする。
火照ったからだが冷えていく。
なんだかな。…このまま、頭も冷えないかな。
ぼーっとしていると。
「お、A」
「…へ！？」
名前を呼んだのは、私の熱の原因であるリエーフだった。
「どうしてここに…体育館と反対の渡り廊下なのに…」
「いや、夜久さんから…じゃなくて！！ちょっと休憩もらったんだ！！」
(これはサボって逃げてきたな…)
「もう、また後で怒られても知らないからね」
「う…すぐ戻るよ！」
「ふふ」
懐かしい。ちょっと前にもこんなことあったな。
「…そういえば。あの時はリエーフだけが怒られてたね。悪いことしちゃった。ちゃんと謝れなくてごめんね」
「え？何が？」
「えっと、練習試合サボったやつ…あたしは監督にちょっとたしなめられたくらいだったけど」
「ああ！アレね！Aは具合悪かったから当然じゃん。あと別にいつも怒られてるから気にしなくていいよ！」
「それは気にした方がいいと思う」
「えー！？Aまでそんなこと言う！？」
どきどき。わくわく。
同じ話題で、ここにたった2人、笑い合えるのがこんなに幸せなんだ。
横目でちらりと見る白くて長い腕。
…この先も、
ずっと、
彼が居てくれたら。
「…A？なんで…泣いてるの？」
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たかな(プロフ) - ライグリールさん» ありがとうございます！！ (2020年7月30日 6時) (
レス) id: 73a36fd221 (このIDを非表示/違反報告)
ライグリール - すごい…リエーフがかわいい…！おもしろかったです！ (2020年7月27日 21時) (レス) id: 10ffdced2d (このIDを非表示/違反報告)
たかな(プロフ) - 夜空さん» コメント、とっても嬉しいです！！読んでくれてありがとうございます！！！ (2020年2月21日 21時) (レス) id: 76ca1e95bd (このIDを非表示/違反報告)
夜空 - すごく面白かったです。リエーフ君、カッコいいッ (2020年2月20日 19時) (レス) id: abc6410102 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：TANAKATUKI | 作成日時：2020年2月7日 3時
