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「おはよーA！」
「おはよう…」
「あれ、どうしたの？元気ないじゃん」
元気ない、かあ…
「うーん…元気ない、というか……ありすぎて困る…？」
「何それ、全然そんな風には見えないよ」
「あはは、だよね…」
リエーフに保健室で抱きしめられた後…
お風呂に入る時や、ベッドで眠る時も、あたしのうなじのあたりには、リエーフの熱がまだ残っていた。
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『俺よりデカい子は、ちょっと好きになれないんだよね〜』
『え…？』
『せっかく告白してくれたのに、悪いね！まあ他にも沢山良い奴いるよ。じゃあ、そういう事で』
・
中学時代、ずっと好きだったクラスメイトの男の子に告白して、盛大に振られた。
あたしは、家に帰って、たくさん泣いた。涙、止まれ止まれと思っても、止まらなかった。
・
『信じらんないわ』
まだ気を抜くと泣き出しそうだけど、ひとまず涙は止まったので、佐々木と通話する。
『ごめんね、いきなり通話しようとか言って』
『別にいいよ』
佐々木は、小さい頃のあたしをよく知っている親友だ。
いつもサバサバしているけど、落ち込んでいるあたしを、今日は強く励ましてくれた。
『ありがとう。佐々木がいてくれて良かった』
『なに、気にすんなって』
背が高いこと。
それがハッキリと、コンプレックスになったのは、多分この出来事がきっかけで。
それから毎日下を向いて、背中を曲げて過ごすようになった。
嫌われたくない。
まだ、上を向けずにいた。
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たかな(プロフ) - ライグリールさん» ありがとうございます！！ (2020年7月30日 6時) (
レス) id: 73a36fd221 (このIDを非表示/違反報告)
ライグリール - すごい…リエーフがかわいい…！おもしろかったです！ (2020年7月27日 21時) (レス) id: 10ffdced2d (このIDを非表示/違反報告)
たかな(プロフ) - 夜空さん» コメント、とっても嬉しいです！！読んでくれてありがとうございます！！！ (2020年2月21日 21時) (レス) id: 76ca1e95bd (このIDを非表示/違反報告)
夜空 - すごく面白かったです。リエーフ君、カッコいいッ (2020年2月20日 19時) (レス) id: abc6410102 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：TANAKATUKI | 作成日時：2020年2月7日 3時
