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昼休み。
「はあ？好きな人出来たあ！？」
「こ、声が大きいってば！しーーっ！」
ざわめく教室が再び落ち着くのを待って、佐々木の口に当てた手を離す。
「ぷはぁっ…あーごめんごめん、…で？誰が好きなの？」
今度は小声で聞き返す佐々木。
私もそれに小声で返事をする。
「………は、はいば……リエーフくん」
「えーーーーー！！！！？？？っむぐっ」
「(だから声大きいよ！！！もうクラスの人ずっとこっち見てるから！うるさいって思われるからあ！！)」
「(わかったわかった！すまんすまん！)」
「もう…」
「で？なんで好きなわけ？」
「……唯一長く話せたの」
「はあ…」
「くぅぅぅぅっ…真面目に聞いてないなあ…」
「やれやれだぜ」
「あたし！昨日、生理痛で…部活の途中で、貧血起こしちゃったのね」
「え、大丈夫なのそれ？」
「うん。倒れたんだけど…その時、リエーフくんが駆け寄ってきて、支えてくれて。そんで、そのー…恥ずかしいんだけど…お姫様抱っこ、で…保健室まで連れて行ってくれたんだ」
「ヒューー！青春じゃん！すごいじゃん！」
「あのね、あたし…できれば誰にも知られないまま、頑張って一日部活出るつもりだったの。でも出れなくて。落ち込んでて…そしたら、リエーフくんが、仕方ないって慰めてくれたんだ…あたし、それですごくホッとして…」
「ふむふむ」
「リエーフくんね、すごいんだよ！お姉さんがいるらしいんだけど…
生理痛ってわかった途端、保健室の薬と水もってきてくれてさ、嬉しかったなあ」
「あ？あー…でも、あー…？そうか。それか。」
「…え？何…」
「私、保健委員じゃん？
保健の先生が今日の朝さーあ、薬勝手に使ったの誰だ！って怒っててさーあ」
「…さあ…」
再び血の気が引いていく。
「あたしとリエーフだ…」
「いやーHAHAHA！！愉快愉快！たっぷり怒られといで！楽しみにしとくからー！」
「リエーフんとこ行ってくるー！！！」
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たかな(プロフ) - ライグリールさん» ありがとうございます！！ (2020年7月30日 6時) (
レス) id: 73a36fd221 (このIDを非表示/違反報告)
ライグリール - すごい…リエーフがかわいい…！おもしろかったです！ (2020年7月27日 21時) (レス) id: 10ffdced2d (このIDを非表示/違反報告)
たかな(プロフ) - 夜空さん» コメント、とっても嬉しいです！！読んでくれてありがとうございます！！！ (2020年2月21日 21時) (レス) id: 76ca1e95bd (このIDを非表示/違反報告)
夜空 - すごく面白かったです。リエーフ君、カッコいいッ (2020年2月20日 19時) (レス) id: abc6410102 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：TANAKATUKI | 作成日時：2020年2月7日 3時
