IZ*ONE03lineのお姉ちゃんがTWICEミナらしい２ (ページ16)

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ﾋﾟﾋﾟﾋﾟ

電子音が鳴って、脇に挟んでいた体温計を見ると“38.6”と表示された。

いつものことだが熱があるとわかると身体がよりだるさを増す。

ママ『高い、、疲れちゃったのかな、、？一回パパに見てもらおう。』

スリッパをバタバタいわせてママはリビングを出てパパの書斎の方へ向かった。

少しするとパパを連れてママが帰ってきた。
　昔から風邪をひいたりした時はお医者さんであるパパが診察してくれる。

パパ『喉とか痛くないん？』

『うん、なんか頭痛くてぼーっとする感じ。。』

パパ『軽く見るな』

そう言って喉を見たり、インフルエンザの検査をしてもらう。

　ミナ『お風呂上がった〜ってみんな揃ってどうしたん』

　ママ『Aが熱出しちゃって』

　ミナ『今日遊びすぎて疲れちゃった、、、？』

　ミナ『A、大丈夫？ごめんね、今日一日具合悪かったん？』

　
『ううん、さっきからやからお姉ちゃんは謝らんとって』

パパ『うーん特に風邪とかではないし、また機能性高体温性かなー。最近症状あった？』

　『ううん、ないで』

ミナ『機能性、こうたい、って？』

パパ『ストレスで熱が出るんだよ。Aが中３になる前の冬ぐらいから微熱がある日が増えてて、色々精密検査したけど、身体に異常はなくてわかったんだよね』

ミナ『え、、？大丈夫なん？！？！てか知らんかってんけど』

『おおごとやないから、、大丈夫』

パパ『今日、戻る日早まったのがショックやったんかな、辛すぎなければ今日は薬飲まないで寝たほうがいいけどどうする？』

『寝るだけやし、大丈夫』

ママ『熱さまシート持ってくるから、待っててね』

喋るのも辛くて、ほとんどママに任せてたらいつの間にかAの部屋で横になっていた。

頭ではお仕事のことは理解できてたつもりやったけど、ほんまに戻りたくなんやなって思って笑えてきた。

メンバーのことも好きやし、お仕事も楽しいものもいっぱいあるのになんで戻りたくないんやろ。

ホームシックなんかな、。

ママもパパもおらんし、ご飯も違うし、言語も違うし、。

この間家族５人で集まった時ほんまに楽しかったなー

この時間が一生続けばいいのにって思った。

そんなことを考えていたらいつの間にかに寝ていたみたい。

目を開けたらカーテンの隙間から太陽の光が差し込んでいた。