【ツイステ】あの双子に似た人【男主】 (ページ34)

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第30話「気になる」ページ34

Aside

『御待たせしました。御注文の…』

しっかりと接客をこなしながらも、俺はハーツラビュルのことを考えていた

…リドルも寮生たちも、両方心配だから。

リドルは、違反行為を見付けるとすぐ首をはねる。それによって寮生の不満も溜まる。

その不満がいつ爆発するやら…

後、リドルがユニーク魔法を使い過ぎてるんじゃないかが心配。

ブロットは休めば取り除けるからいいけど、休みも無しに連続となると…ね。

「Aさん！此方手伝ってもらっていいですか？」

『…あ、おっけー。ちょっと待ってて』

まだまだ忙しい時間帯。

それなのに、別のこと考えてたら手抜きになっちゃうよな…

よし、一回考えるの止めるか。

そう思えば、忙しい時間帯が過ぎるまで俺は別のことは考えずに仕事をした

ジェイド「…ふぅ、忙しい時間は終わりましたね。これから少しは楽になるでしょう」

カウンターの近くで次に運ぶ料理を待ちながら、ジェイドが俺に話しかけてきた

『そうだな…でも、ジェイドはこの程度で疲れた、なんて言わないよな？』

口角を上げ、少し目を細めて挑発的な笑みを浮かべて言ってみる。

するとジェイドは、楽しそうな顔をして口を開く

ジェイド「勿論。僕もフロイドも疲れたなんて言いませんよ。Aの方こそ、疲れたなんて言いませんよね？」

『当たり前じゃん。』

俺がに、と笑った時に、運ぶ料理が渡された。

その後俺とジェイドは一瞬目を合わせてから仕事に戻った。

身長？何それ気にしちゃいけないやつだよきっと。

…て言うか、あの子らがトレイ先輩とタルト作るとか聞いたからタルト作りたくなってきた。

リドルに渡せなくても、いつもラウンジで働いて疲れてる寮生の笑顔見れるし…いや、なんでもない。

作るとしたらアズールにも食べて貰いたいから、アズール用にカロリー抑えたやつでも作ってみるか…

イチゴ食べれない子居なかったよね、確か…イチゴタルト作るつもりだから、食べれない子いたら申し訳ないな…

そんな事を長々と考えていれば、もうお客様はいないようで。まぁまだ閉店時間じゃないけど。

…さて、タルト作り始めますか