【ツイステ】あの双子に似た人【男主】 (ページ4)

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第2話「めちゃくちゃな入学式」ページ4

ユウside

学園長「そうですか？反抗的な使い魔にしか…取り合えず静かにしていましょうね。」

学園長、と呼ばれたその人は少し考えてからそう答え、グリムの口を塞いだ。

グリム「ふがふが！」

学園長「全く…勝手に扉を開けて出てきてしまった新入生など前代未聞です！」

呆れた様子で言ってくる学園長。

いやいや！私自身この状況を飲み込めてないんだけど！？

学園長「さあさあ、とっくに入学式は始まっていますよ。鏡の間へ行きましょう。」

ユウ「…新入生？？」

学園長「あの、沢山の扉が並んでいた部屋です。」

…会話が噛み合わない…噛み合ってる？

学園長「…取り合えず！この学園へ入学する生徒は、全てあの扉をくぐってやってくるのです。通常、特殊な鍵で扉を開くまでは生徒は目覚めない筈…君がユニーク魔法で開けた訳ではないですよね？」

『違うよ。俺はそんなことしない。でも、そこの狸の炎で蓋がふっとんでいったよ、それが原因じゃない？』

私が喋ろうとすると、私を抱き締めている人は私の口を優しく塞いだ。

学園長「…元凶はこの使い魔のようですね。連れてきたのなら、責任を持って面倒を見なさい」

困ったようにいう学園長。それにたいして、私を抱き締めている人は緩い口調で言った。

『…時間。』

学園長「…そうでした。早くしないと入学式が終わってしまいますね。さあさあ、行きますよ」

『ねぇ学園長、この子…』

学園長「なんです？急がねばならないのですが…」

『…そうだね。あとでも良いよ、多分』

そう言っては、私を抱き締めるのを止めて、歩き始める人。

その後、学園長から色々話を聞いて鏡の間に行った。

ここ…ファタジーっていうか、そんな感じの世界？

～in 鏡の間～

すみません、少し飛ばします

「汝の名を告げよ」

ユウ「ユウです」

「汝の魂のかたちは……分からぬ」

散々溜められた上、分からぬと言われた。

…どういうこと？勝手に連れてこられて、分からないって言われて…

クロウリー「なんですって？」

『学園長、俺がさっき言おうとしてたこと、これ。』

クロウリー「どういうことです？」

『この子から、魔力が一切感じられないの。だから、間違えて連れてこられたんじゃないかなって。』

クロウリー「魔法が使えない人間を黒き馬車が…？こんな手違いなどこの100年、ただの一度もなかったはず…一体なぜ…」

グリム「だったらその席、オレ様に譲るんだゾ！」