売れ残りなんて言わないで (ページ43)

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送り主は…！ページ43

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「おはようございま〜す！」

集合場所に到着する。

(ちなみにジンは送迎車を出すよう勧めてくれたが、

　未だ慣れない私は遠慮しておいた)

ナナ「A先輩〜！おはようございます！」

今日も美しくかわいい、ウェアを着たナナちゃんと

部長「おう、A君。なんだかんだ初めてだな」

おそらくお酒が入っているであろう
クーラーボックスを大事に抱える部長。

HS「ママの言うこと聞くんだぞ〜」

電話越しで子供にデレデレな同期ホソクと

JM「あ、重いのは僕運ぶんで大丈夫ですよ！」
TH「腰痛くないっすか？」

うざいほどに年寄り扱いしてくる後輩・95年組。

そして

JK「ヌナ、頼みましたよ」

大きいおめめが威圧的なジョングク氏。

みんなが揃って、部長が口を開く。

部長「あ、じゃあ食材とかは一旦荷物をおいてからみんなで買い出しに行こうか」

テントとタープは部長が張っといてくれたらしい。

なんだよ、たぷたぷ腹の癖してやるじゃねえか。

HS「よっしゃ！行くぞ〜」

皆「おー！」

こうして私達は意気揚々とテントへ向かう、のだが…。

・・

Prrrrr....

山道の途中、いきなり私の電話が鳴る。

「もしもし？」

JN「あ、もしもし僕だけど…」

主はジンだった。

「うん？どうしたの？」

JN「あ、うん。ちょっとね、キャンプ場の管理室に寄ってってくれない？」

「いいけど…どうして？」

JN「いいから。よろしくね？じゃ、楽しんで〜」

「うん？ありが…とう？」

忙しいのか電話はすぐに切れてしまった。

部長「A君？どうかしたかな？」

「あ、ぶちょー。キャンプサイト行く前に管理室に？寄ってください」

・・

・・

｢｢｢｢｢｢｢わぁー‼｣｣｣｣｣｣」

山に響き渡る大の大人の叫び声。

ジンに指示され向かった管理室の中に入ると…。

JK「これ！めっちゃ高い韓牛じゃないですか！」

部長「うわ、フォアグラとか初めて見たんだけど！」

ナナ「わ、ここのスイーツ、今話題で全然手に入んないんですよ！」

HS「すごい立派な海鮮類が…！」

JM「僕にはドンペリが見えるんだけど？」

目の前に広がる、豪華な食材達…

管理人さんもびっくりの大荷物。

「あの、これ本当に私達宛ですか？」

管理人「ええ、そのように伺っております…」

その時、驚きの発言が耳に入る。

TH「待ってこれ！送り主、キムソクジンって書いてある！」

…き、キムソク…ジン⁉

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