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Prologue：救えなかったこと ページ1
例えば6年前のお話。
そうだね、私――それと焦凍が9歳の時に起こった出来事。
………笑えるくらい、取り返しのつかない出来事。
『ショート！』
『よう、か…………』
『ごめんねっ……ショート、ごめんね……ごめんね………ッ！』
本当、殺されたいくらいどうしようもない事を、私はしてしまった。
そして、最低な事にその後私は自分勝手に焦凍の前から姿を消した。
逃げたの。怖くて、悲しくて、焦って。何か全ての感情がぐちゃぐちゃになって、吐き気すらも感じて、視界がグラグラ揺れて、ほぼ何も考えないまま、逃げた。
焦凍は、私に色んなものをくれたのに。それを蔑ろにして。…………ホント、
私は、救いようもない馬鹿だ。
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黒猫 - 焦凍君と妖華ちゃんの関係が今後どのようになるのか気になります。更新頑張ってください！！ (2019年1月29日 8時) (
レス) id: 08222d2249 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雛月りな | 作成日時：2017年8月15日 14時
