女だけど真選組総長やってますが何か？ ６

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『ふんふふふ〜ん♪』




針穴との奮闘も終わり、あとは千切れた紐を違和感のないように縫い合わせれば終わりだ


前回では土方が朝の稽古がどーたらこーたらと怒鳴りに来たけど総悟の方に注意が逸れたからのんびり時間を費やせる




粗方縫い合わさってきてもう少しだ、と針を入れ―――――







(((＿＿ﾄﾞｶﾞｧｧｧｧｧｧﾝ!!!




『、い゛ｯｯ！？？』





針を入れた直後に爆発音が聞こえ屯所が大きく揺れた

その拍子に針で指を刺したらしく左手の人差し指から血が出てきた




結紐に血がつく前にティッシュを当てて止血すると、真っ白だった紙に紅くて丸い染みが作られていく




紅くて丸い染み·····紅くて丸い、染み·····
紅くて、丸い、·····



紅くて丸い瞳――――







その時、私の中に電流が流れ、弾き出されるように廊下へ駆け出す




紅くて丸い瞳と聞いて、今朝夢に出てきた女性を思い浮かべたがあの人はこの屯所にいない


なら誰かというと······





『総悟ォォォォ！！あのクソガキァァァ！！！』




我らが真選組イチのクソサディスト沖田総悟。
屯所内でバズーカーをぶっ放す危険人物なんてそいつしかあり得ない


爆音のした方へ廊下を駆けて行くと応対室の前で黒い煙に巻かれながら倒れてる隊士が見える


どうやら奴は応対室の中らしい








『総悟テメェ！屯所からバズーカー持ち出すなっつったろ！！

何回言えば気が済むんだ！？今日という今日は、、


·····すいません場所間違えました』




山崎「ちょっとぉ見捨てないで！！？」




走ってきた勢いで襖を蹴破り中へ入ると総悟が山崎に刀を向けていた

まさかの殺人現場(未遂)に居合わせた私はそっと襖を閉じようとするが山崎のツッコミが入る


懇願するような目で見られ居たたまれなくなった私は今にも人を殺しそうな総悟に近寄る







『ま、まぁそのへんにしてやれよ総g―((「総ちゃん駄目よ、お友達に乱暴しちゃ、めッ」




懐かしい、でも今朝の夢で聞いた声に息が詰まった

ずっと、会えないと思っていたから。



そんな彼女にギロリと目を向けた総悟
しかしその数秒後―――





沖田「ごめんなさいっ！おねーちゃん！！」


山崎「え゛えええぇぇぇ！！！？？」




とても綺麗な、お手本と言っていいほどの土下座をかました

わぁ、シスコンに拍車がかかってらぁ(白目)




あまりの変わりように山崎の声が屯所に木霊した

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