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《NOside》
ジーッと効果音が付きそうなほどお兄さん、基人斬り 河上万斉を見つめるA
暫く見つめると何かを思い出したようにあっ!と声を上げた
その声に万斉は自分の愛器、三味線に手を伸ばしたが攻撃が繰り出される前にビシィッと指を指す
その口から発せられた言葉は――――――
,
『そんな事どーでもいいんだよ!
それよりヘッドホン!!
そのヘッドホンの音量下げろって言ってんだよ、てか話すときぐらい外せやゴラァ!!』
「······」
“私がつまんない話してるみたいじゃねーか”と勝手にキレてるA
万斉は呆れたような、正体がバレなかったことに対する安堵のような、長い溜息をついた
「それは済まなかったでござる。
お詫びに、拙者をこのライブハウスまで連れてって貰う事にしよう」
『それなんかおかしくね??
どう考えてもこっちが連れてってあげる側だよね?
詫びって意味調べてから出直してこいや』
「しょうがないでござるな。
それではこのジョアを主にやろう。
これでこの場所まで連れてってくれ」
『巫山戯んな、どこの桃太郎だテメェは!
ジョア一本で人買えると思ってんのか!?
なんで案内してもらうアンタが上から目線なんだよ!!』
一息にツッコんだ為にゼェゼェと息を整えてるAが万斉を見ると、表情1つ変えず何を考えてるか分からない顔をしていた
それを見て青筋を立てたが、急に考えることをバカバカしく思えたらしく思考と一緒に表情も落とした
無表情のまま万斉から紙を受け取る(奪い取る)と、ライブハウスの名前と在所を一通り目を通す
『はぁぁぁ。
しょうがねェ、道案内も警察の務めだ。
このライブハウスはこの通りを真っ直ぐ進んで、二つ目の信号で右に曲がれば看板が見える筈。
これでも分からなけりゃその辺の奴に聞け』
普段の大雑把な彼女にしては丁寧に、紙の裏に簡単な地図を書いて万斉にかえしてやった
そしてじゃあな〜と去ろうとする彼女の左腕を、引き締まった手が掴んだ
『あのスンマセンお兄さん。
この手を離して貰えないでしょーか?
一秒で良いから』
「この手を離せば主は逃げるでござろう。
侍ならば最後まで責任を持つのが定め、拙者がこの場に辿り着くまで着いてきて貰おう」
『なんで自分より年上な迷子を保護しなきゃならねーんだ!』
こうして主人公は万斉とライブハウス迄ついていくことになったのである
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バナナ(プロフ) - RIOさん» しまったァァァ!!お嬢ちゃんとおりょうちゃん間違ってたァァァ!!!間違いの指摘ありがとうございます!!他にも間違いがありましたら是非教えて下さい!こちらこそ辰馬さんの大事なシーンをぶち壊してしまい気を悪くさせてしまったら大変申し訳ございませんでした! (2022年4月10日 0時) (レス) id: 9fef7d0f5b (このIDを非表示/違反報告)
RIO - コメント失礼します。すごく好きですこの話!あと坂本さんの名前、龍馬じゃなくて辰馬ですよ。それとなんで夢主のこと「おりょうちゃん」って呼ばれてたんですか?たしか、おりょうちゃんはお妙さんの同僚の方だった気が…(気を悪くされたら申し訳ありません) (2022年4月9日 23時) (レス) @page50 id: 759836d8d0 (このIDを非表示/違反報告)
バナナ(プロフ) - ちょこれいと。さん» ありがとうございます!更新がかなり不定期なので迷惑を掛けますでしょうが、これからも応援宜しくお願いします! (2022年2月20日 16時) (レス) id: 9fef7d0f5b (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれいと。 - コメント失礼します!深夜に一気見しましたが、とても面白かったです!これからも応援するのでゆっくり、バナナさんのペースで頑張ってください! (2022年2月20日 2時) (レス) id: 0778896131 (このIDを非表示/違反報告)
バナナ(プロフ) - 零さん» こちらもコメント嬉しすぎてわーーーってなりました!面白いと思っていただけて良かったです! (2022年1月17日 20時) (レス) @page26 id: 9fef7d0f5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:バナナ | 作成日時:2022年1月16日 14時