女だけど真選組総長やってますが何か？ ４

どこのモジャモジャも碌なモンじゃない ページ38

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今日も今日とて江戸を守護する真選組

だが毎日毎時間騒ぎが起こるわけでなく、
特に何も起こらない今日は、皆溜まっている書類を片付けていた







土方「ッスゥゥ、、、んん？
どうなってんだこれ······



おいA。これ見てくんねぇか？」



机にこれでもかと積み上げられた書類
その一枚と唸りながらにらめっこしていた土方は、此方に向けて書類を差し出す


私はというと、今日こそ逃さねぇぞ、と土方の隣りで書類を片付け終わるまで副長室を出ることを禁じられていた



目を通していた書類から顔を上げて土方が持つ書類を一瞥して、眉間にしわを寄せる






『そんぐらい自分で読めよ土方。

テメェの無駄にかっ開いた瞳孔は何の為に開いてんだぁ？
それともその目はお飾りなのか？』



土方「よぉし分かった。
どうやらお飾りはテメェの頭らしいな。


その重そうな飾り俺が斬り落としてやるよ、そこに直れ」



『すんません調子乗りました。
早急に読み上げるので刀を収めてくださいまし』




首に刀を突きつけられた私は、人生で一番の早口で謝ると土方の書類を手に取った

峰を首に当てられるならまだしも、この鬼は白刃を首に突きつけたんだかんな

流石の私も死期を悟った






『で、どこを見ればいいんだ？』


土方「あぁ、一番下の空白に何か書いてあんだが、小さすぎて読めねぇんだ。

わざわざそこに書いてあるんだ。
重要なことだろうからちょっと読んでくれ」



そう言われて下の空白を見ると、本当にアリみたいな小さい文字で何か書き込まれてあった


それを一番見やすいピントに合わせて前後に動かすと、辛うじて文として認識出来た




『えっと、

“土方、···は、あと、１０？、秒後に、死、、ぬ”······


んだコレ』



土方「それは此方の台詞だ！！
なんだよ土方はあと１０秒後に死ぬって！

適当なこと言ってんじゃねーだろうな！？」



『はぁ！？自分から頼んどいて何だそれ！
こんな所で嘘なんかつくわけねーだろ！？

こちとら書類がまだ残ってんだよ、誰かさんのお陰でな！』




土方「いやそれサボってたお前のせいぃぃ！！」


言い合ってるうちに書類の事なんて忘れた私は土方とどつきあう
すると後ろの襖がｽﾊﾟｧｧﾝと勢いよく開く

襖の方を見ると、バズーカを構えた総悟がいた

その姿を捉えた瞬間に、唖然としている土方を置いて床に伏せた





沖田「あばよ土方ァ」ﾄﾞｶﾞｧｧｧﾝ!!




土方「どグオｯ！？？」

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