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急に苦無を飛ばしてきた女は、腕を組んで凛とした表情で立ってる
それに対して旦那の方はめっちゃ嫌そうな顔してるけど知り合いか?
『で、この苦無は一体どう云う事だ?
理由によってはアンタをしょっ引かないといけないけど。
アンタこそ何者?』
?「私が何者ですってぇ····?」
私がそう聞くと、何か女の気に触ったのかわなわな震え始めた
((ドスドスッッ
『うおおぉ!?』
?「私の銀さんを誑かしといて私が誰ですってぇ!!?
いい加減にしなさいよこの泥棒猫!!」
『いきなり何!?
ちょ、一旦落ち着け餅つけ!
一般人に被害出るだろうが!!』
?「周りを気にしてる場合?
これは女同士の男を賭けた戦争なのよ!!」
何この人、全然話通じないんだけど。
飛んでくる苦無を躱しながら唯一の救いである旦那の後ろにササッと隠れると、女はやっと止まってくれた
『ちょっと、旦那。
なんなんだよこの人。
話聞いてくれないんですけど、旦那の知り合い?』
銀時「知り合いィ?
そんなモンじゃねぇよ、コイツはアレだ、俺のストーカーだ。
しかもドがつくM。
元御庭番衆の殺し屋だよ殺し屋」
猿飛「猿飛あやめよ。
気安くさっちゃんなんて呼ばないでもらえる?」
『じゃあ何で言ったんだよ。
旦那、この人アレだろ。
ただの馬鹿だろ』
というより、まずドMとストーカーを否定しろよ。
なんだコイツ、と思いながらジト目で猿飛あやめとか言う女を見てると、ふと、ある事に気が付いた
『ってか、さっき“私の銀さん”って言った?
旦那、この人と付き合って___
痛い痛い痛い!!あ、足が!!
私の足が潰れるゥゥゥ!!』
銀時「お前な〜、いくら冗談でもそんなデリカシーのない事言っちゃ駄目なんだぞ?
これは言っちゃ駄目なやつだから」
『いいから足退けろやァァ!!
普段人に気を使わない奴がデリカシーとか何言ってんだ殺○ぞ!!!』
((ゴキィッ
『いッッだァァァァァ!!』
なんとも理不尽な理由で、私の足が死んだ(死んでないけど)
これ、足折れてるよ、めっちゃズキズキ痛むんだけど
あまりの痛さに蹲って足を抑えてると、目の前に影が出来た
なんだろと思って顔を上げると、無表情の猿飛さんが
暫くすると、私は胸倉をギュゥゥゥゥと掴まれた
『な、何((猿飛「羨ましいじゃないのォォォ!!」
·····ファ???
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作者名:バナナ | 作成日時:2021年9月27日 11時