単細胞の幼馴染は疲れます。２ 【ハイキュー!!】

アツい奴 ページ7

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一週間の自宅謹慎と、約1ヶ月間の部活禁止。
一体何をしたらそんなペナルティを受けるんでしょうか。

やっぱり排球部って怖いな…と思ってたら翔陽がおずおずと叫ぶ


日向「も、もしかして、不良！」

『ぅえ…！？ふ、不良…なんですか……！？』

田中「違ぇって。
アレ(・・)はな〜〜……ちょっとアツすぎるやつなんだよ。
イイやつなんだよマジで」


その人のことをどう表現するか困ってるように言う田中さんに、翔陽と影山さんは“田中さんがアツすぎるって言われるとかどんだけだ”と言いたげな顔をした。

割と失礼だけど。


田中「…それにアイツはな、烏野で唯一天才と呼べる選手だ！」

影山 日向「「！！」」


二年生にして、ＷＳとしてスタメンに入れるほどの実力を持つ田中さんにそこまで言わせる“守護神”の存在にそわっと体を揺らした


田中「……まぁ今はクソ生意気影山が入ってきたから“唯一”じゃなくなったけどな」

影山「……」


守護神のことを“天才”だと謳っていた田中さんだけど、思い出したように付け足すと影山さんをジトっとした目で見る

そんな目で見られた影山さんは気まずそうに汗をかきながら体を逸した


澤村「まぁ、ソイツ(・・・)戻ってきたら「先輩」って呼んでやれよ日向。
田中みたくバカ喜びすると思うから」

田中「バカって……」


さり気なく田中さんを弄ってから歩き出す澤村さんに田中さんが心外とでも言うように呟いた

なるほど。“守護神”って人は田中さんと同じくらいバカなのかな……

……いや、私には言われたくないか。すいません。
心の中で田中さんと守護神さんに謝罪しながら他の人にならって後ろをついて歩く



『………翔陽？』

翔陽「(守護神か…！どんな人かな！？)」

『(…駄目だこりゃ)』


皆歩き出したというのに、ずっと立ち止まってる翔陽に声をかけたが上の空。

目の前で手を振って見せても反応がないから、どうせ守護神のことを考えてるんだろうなってため息をついた


『ねぇ、いつまでボーっとして…――』

影山「はやく来いボゲー！！」

日向「ほぁ！？」


私が声をかけても無反応だったのに、影山さんに声をかけられた瞬間、弾けるように慌てて皆の輪に戻って行った


翔陽を待ってたのに、“Aも早く来いよー！”と手を振って呼んでくる彼に“えぇぇ…”と呟いた。

だって…勝手過ぎる……

影山飛雄→←これから戻ってくる人

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