単細胞の幼馴染は疲れます。 【ハイキュー!!】

センパイ ページ34

《日向 SIDE》



俺の人生…終わった……




影山「＿じゃあもう緊張する理由はないよなぁ！
もうやっちゃったもんなあ！一番怖いこと！」



目の前に居る影山は、俺がサーブをブチ込んだ後頭部をスパスパ自分で叩きながら笑ってない目で見下ろしてくる



影山「……それじゃあ…」



日向「！？ ！！？」



(金田一(自分が勝つ為に要らないものは＿＿

”ポイ”))



ヤバイッ、選手交代だっ……！



影山「とっとと通常運転に戻れバカヤローー！！」



……アレ？



日向「え！？今のヘマはセーフ！？」


影山「は！？なんのハナシだ」



アレ！？
今のがセーフなら何やらかしても大体大丈夫じゃねーか！
あのらっきょヘッドビビらせやがってぇぇ！！




金田一「？？」



……うっ…でも…今俺のせいで一セット目落としたんだった……

影山が良くても……


皆は＿＿



田中「おいコラ日向ァ！！」



ひぃぃぃ！！田中さん、！！
絶対怒られる…！サーブミスんなよって言われてたのにミスったから…！



田中「……オマエ」


日向「……ハイ」


田中「他の奴みたいにちゃんとやんなきゃとか思ってんのかイッチョ前に」


日向「……ちゃ……ちゃんとやんないと…交替…させられるから……俺最後まで試合…出たいから……」


田中「……オイ……」


びっくぅぅ……！

お、怒られる…！怒鳴られる……！



田中「ナメるなよ！お前が下手くそなことなんか分かりきってるだろうが！

分かってて入れてんだろ大地さんは！」


日向「えっ？」


下手くそなの、分かってて俺を入れてたの…！？
主将が考えてることって分かりずれぇ……！




田中「交替させられた時のことはなぁ…あー…うー…交替させられた時に考えろ！！」


日向「えっ……」


田中「いいから余計な心配すんじゃねぇ！頭の容量少ないくせに！！

良いかァ！バレーボールっつうのはなぁ！

ネットの “ こっちっ側 ” に居る全員！
もれなく “ 味方 ” なんだよ！！」



ネットのこっち側……

田中さんも、主将も、縁下さんも、
ハラ立つけど影山も月島も…！

全員、俺の味方…！



田中「下手糞上等！！迷惑かけろ！！足を引っ張れ！！
それを補ってやるための＿＿




”チーム“であり”センパイ“だっっ！！」


日向「うおぉぉぉ！！」


すっっ、すげぇ！田中さんカッケェ！！
なんかよく分かんないけど体が軽くなったところとか！！

俺もいつか田中さんみたいなセリフ言ってみてぇ！

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