単細胞の幼馴染は疲れます。 【ハイキュー!!】

青葉城西　2 ページ28

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どうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ……(以下略)



『……』


「あれ、他校の制服？もしかして迷子？
……ていうかなんでこっち見ないの！？」


多分、心配してくれてるんだと思う……
それはそうでしょうね。他校の制服着た人が自分の学校で泣いてるんだから


それがちょっと仇というかなんというか……



「あ、もしかして俺に声かけられて緊張してる？
やっぱりイケメンに声かけられたら緊張しちゃうよね〜。うんうん、分かる分かる〜」


『……』


普通に違うけど。無言を貫いていても尚も話しかけてくる。

この人もしかしなくても変人だ……
自分でイケメンとか言ってるし……
イケメンに緊張以前に、顔すら見れないんですけど。

何言ってんだろこの人。と思いながらどうやって此処から離れようか考えてるけど、なんか……




「ちょっとぉ！なんで及川さんが話しかけても無視すんのさ！
せめて顔ぐらい見せてくんない！？及川さん寂しい！！」


『……』


一向に諦めてくれる様子がない。及川さんって誰？自分のこと？

………顔見せたら諦めてくれんのかな……

気味悪がって離れるか……

それはそれで傷付くけど、



『……』


及川「あ、立った。
ねぇ君、こんな所で――……ッ」



スチャっと立ち上がった私は徐ろに振り向き顔を声をかけてきた人に顔を向ける
自分の顔を見せるついでに及川さんという人の顔も見たけど……

一瞬だったからもう忘れた。
なんか髪型が凄かったのは覚えてる。



『…』ﾍﾟｺｯ


及川「……へっ、あッ、え、帰るの！？
ちょ、せっかく顔見せてもらったばっかなのに！？

あ、ねぇ、連絡先だけでも――
って、いない！？？」



顔を見せた直後会釈して走り去る。
なんか言ってる気がしたけど止まらずに走ります

だって私の顔を見たんですよ！？絶対気味悪がったに決まってる……！
なにか言われる前に立ち去るのが一番ですよ！

というかホントに翔陽どこ！？





〜その頃及川〜



及川「…え？俺の顔見た途端逃げられたんだけど…… 烏野のマネちゃんに話しかけたときですら逃げられはしなかったのに………！？」







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《NO SIDE》



ｼﾞｬｧｧ……


日向「ぅおぉぉ、やべぇ……ん？」


青葉城西に来てから二回目のトイレから出た日向

直ぐ側から聞こえてきた声に顔を向けると、見たことのあるシルエットに声を上げた



日向(あいつ、確か……)

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