わたしのいきかた〜third〜

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主人公side


HEAVENSに突撃されてから数日。


皆さんの態度が変わった気がする。


例えば、


買い物に行こうとした時、蘭丸さんはロビーのソファーで寝ていた…はずなのに。


蘭丸「おい、どこ行くんだよ。」


『！ちょっと買い物です。』


蘭の「俺も行く。」


『え？すぐ帰ってきますよ？』


蘭丸「俺も行く。」


『いや、』


蘭丸「行く。」


『……。』


蘭丸さんが頑なに付いてくると言い張ったり。





朝、廊下で会うと、


音也「Aちゃんおっはよー！」


『あ、音也くんおは……ぐはっ。』


音也くんに飛び付かれるようになったり。





カミュ「ふん、今日の分の菓子だ。ありがたく受け取れ。」


『はぁ……。』


カミュさんが毎日お菓子(カロリーの化け物)をくれるようになったり。





レン「おや、今日も一段と可愛らしいね。」


『どーも。』


レン「そんな微妙な顔の君も可愛いよ。」


レンさんが1日1回は私を誉めに来たり。



………いや、レンさんはほぼ通常運転か。


誉められる頻度が増えただけで。








『…で、どう思いますか、龍也さん。』


龍也「どうって言われてもな………。」


私は龍也さんにこの事態の相談をしてみた。


龍也「……そこまで大袈裟に変わってないだろ？」


いやいやいや


『変わってますよ！……まぁ、レンさんは置いておいたとしても……、蘭丸さんは寝ていてもわざわざ起きてついてくれるし、音也くん前は普通に手を振ってくるくらいだったのにスキンシップが多くなったし、甘いもの好きなカミュさんが毎日お菓子をくれるなんておかしくないですか？！」


龍也「た、確かに少しは変わった…みたいだな。」


『です。』


と言うか、変わったのはなにもこの4人だけではない。


他の人も少しずつ行動に変化がみられるのだ。


『…私、何かしたんでしょうかー。』


龍也「……それはないんじゃないか？別に嫌がらせされている訳でもないみたいだしな。」


(カミュさんのは一歩間違えれば嫌がらせ……。いや、善意でやっているのは知ってるけど。)


まぁ、難しく考えずあいつらのやりたいようにやらせてやってくれ、と言う龍也さんはわたしの頭をガシガシと乱暴に撫で回した。


『龍也さん、私の髪が大惨事です。』


龍也「はは、まぁ気にすんな。」


…気にするよー！





あ、


(そういえば……。)


私は龍也さんをチラッと見た。


龍也さんもちょっと変わったんだよね。





前よりも話す機会が多くなった？




かも。

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