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<102> ページ27

主人公side


二人を見送り、部屋に入る。


パタン…


扉の閉まる音が、一人になった事を実感させた。


荷物をソファーに預け、自分はベッドに仰向けになる。


(はぁ…。)


しかし、どうにも落ち着かない。


体を反転させて枕に顔を埋める。


息ができない。



(私…何がしたいんだろう…。)



頭がぼーっとする。疲れたな。


天井を眺めていたら瞼が重くなり、


私はそれに抗うことなく目を閉じた。









翌朝





ドンドンドンドン





『……うるさーい…』


私はドアを叩く音で目を覚ました。


私は覚醒しきらない頭でドアまで行った。


『はいはい、どなたですかー?……………うわ…。』


?「ちょっと、うわってなんなのさ。」


玄関に立っていた人物に思わず顔をしかめて、しまった。


『いやー、びっくりしてつい。……怒らないで、藍くん。』


藍「別に、怒ってないし。」


嘘こけ。ほっぺがちょっと膨らんでるぞ。


『藍くんかわい…じゃない。何かあったの?』


こんな朝から用事ってなんだろう。


藍「特に用はないよ。」


『え?ないの?』


藍「……まぁ、しいていえば、昨日、帰って来てから顔を見てなかったから。」


…………………はい?


藍「レイジたちは会ったっていってたから。」


確かに昨日はそのまま寝ちゃったからね。


音也くんと嶺二さんとしか会ってないわ。


『なになに、藍くん、私に会いたかったのー?』


冗談だけど。言ってみただけ。


きっと藍くんは「はぁ?何バカなこと言ってるの?」とか言うんだろうな。


そう思ってた。


藍「そうだけど。」


さらっと言われた5文字の言葉。


開いた口が塞がらないとはこのことだろう。


『え、あ、う…。』


藍「日本語喋ってくれる?ていうか、自分で言ってきたのに何さ。その反応。」


いや。予想外だったんだよー!


(藍くん、デレ期なのかな?)


『ごめん。ちょっと驚きんぐ。』


藍「…………………………。」


『ごめんなさい。』


無言は怖い。てか、完全にスベった。


藍「……………レイジみたい。」


『え、泣くよ?』









〜その頃の寿嶺司〜


嶺二「ふぁっくしょん!」


嶺二「風邪ひいたかな〜。」

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小冬 - (名前)ちゃんが可愛い!!バレエをしている(名前)ちゃんがカッコいい感じがして、惚れました!!これからが楽しみです!! (2019年7月17日 21時) (レス) id: b394ae1541 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 前から思ってたんですけど・・・ 嶺司じゃなくて、嶺二ですよ! (2017年7月24日 20時) (レス) id: 4701cc19d8 (このIDを非表示/違反報告)
友姫(プロフ) - あいみさん» コメントありがとうございます!低速ではありますが、今後も更新させて頂きます。これからも「わたしのいきかた」をよろしくお願いします。 (2017年6月4日 10時) (レス) id: 905028581e (このIDを非表示/違反報告)
あいみ(プロフ) - コメント失礼致します!とっても面白いです!更新頑張ってください!続きがとってもたのしみです! (2017年6月4日 10時) (レス) id: 03875aa748 (このIDを非表示/違反報告)
友姫(プロフ) - 通りすがりの暇人さん» コメントありがとうございます。これからも更新させて頂くので、よろしくお願いします。 (2017年4月18日 14時) (レス) id: 905028581e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Black Miffy (・x・) | 作成日時:2017年4月15日 19時

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