わたしのいきかた〜third〜

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主人公side


『ええっと…鳳さんは何をしている人なんですか？』


聞いてもいいのか分からないが、


疑問に思ったので口に出してみた。


鳳「…わしを知らんのか？」


『？知りません。』


そう言うと、鳳さんはこけた。


もしかして有名な人だったのかな。


よく見ると服装は高級感のあるものを着ているし。


鳳「れ、レイジングエンターテイメント社を知らんか。」


レイジングエンターテイメント社…？


…あれそれどっかで聞いたな…。


どこだっけ…。




……ﾎﾟｸﾎﾟｸﾎﾟｸ…ﾁｰﾝ…




……………あ、早乙女おじさんと龍也さんが話してたんだ。


そこも芸能事務所だよね。


『……もしかして鳳さん、早乙女おじさん知ってます？シャイニング早乙女。』


早乙女おじさんの名前を出すと、鳳さんの顔が


険しくなる。


鳳「お主…あやつの知り合いか…？」


『はい、まぁ。訳あって今、早乙女おじさんの所に居候させて貰ってます。』


鳳「…わしはレイジングエンターテイメント社長にして、あやつの敵だ。」


へー、おじさんの敵……敵？


『そうなんですかー。』


鳳「………他になんか言うことはないのか。」


『え、例えば？』


鳳「わしはあやつの敵だと言ったんだぞ。」


もっと、こう…と手で何かを表そうとする鳳さん。


『鳳さんは早乙女おじさんの敵であって、私の敵ではないですよね？…なら言うことはないです。』


早乙女おじさんは早乙女おじさん、私は私ですから！


と笑うと、鳳さんは一瞬ポカンとしたようだが、


そのあと豪快に笑いだした。


鳳「…ふははは！気に入ったぞ娘！」


鳳「わが社へ…レイジングエンターテイメント社へ来い。礼をする。」


『そんな、いいですよ！』


鳳「行くぞ、ついてこい。」


……聞いちゃいねえ。


私は大人しく鳳さんについていく事にした。



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『そう言えばなんで倒れていたんですか？』


鳳「3日間何も食わずに走って日本中を回ってきたからな。」


『…………お疲れさまです。』


(早乙女おじさんみたいに無謀なことをする人なのね…。)

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