<110> ページ36
主人公side
ある日のこと、林檎ちゃんがすごい勢いで私の元へやってきた。
林檎「AちゃんAちゃんAちゃーん!」
ガバッと肩を掴まれた。
『どどどうしたの林檎ちゃん?!おち…落ち着いて!』
林檎「Aちゃんにお願いがあるのよー!」
お願い?
『なんですか?私にできることなら手伝いますけど…』
林檎「実はね、Aちゃんに雑誌のモデルをやって貰いたくて!」
『あ、無理です。』
林檎「あーん!そんな即答しなくても……」
林檎ちゃんは嘘泣きしながら事情を話始めた。
どうやら、元々モデルをやるはずだった人がけがをしたらしい。そして、その撮影が今日の午後で早急に代役を立てないといけないらしい。
でもねぇ……
『私、一応隠れて日本にいるんですけど。』
雑誌なんてどこで誰が見ているか分からない。
林檎「その事なら大丈夫!ウィッグとかつけてもらってカバーするから!」
『えー……でも…』
林檎「シャイニーもAちゃんにお願いしたいって言ってたわ!」
おじさん……。ここでおじさんの名前を出すのはずるい。
断るに断れないじゃないか。
林檎「ね?!お願い!あなたにしか頼めないのよー!」
『……わ、分かりましたよ。』
林檎「本当?!きゃー、Aちゃん大好きー!」
わー、嬉しい。
『それで、どんなことするの?』
林檎「それは秘密♥ささ、行くわよー!」
え、ちょ、もう?!
てか秘密って………。
(ふ、不安………。)
私は抵抗することなく林檎ちゃんに連行された。
『なんで……。』
私は自分の着せられた衣装を摘まみながら呟いた。
『なんでウェディングドレス!?』
林檎「あら。素敵じゃない!」
『ありがと……って違う!林檎ちゃん!こんな衣装だって知らなかったんですけど!』
林檎「言ってないもの。秘密♥って言ったじゃない。」
ぐっ…………。
私はうなだれた。
こんな姿家族が見たら何て言うだろう。
林檎「そんなに落ち込まないで?ほら、終わったら美味しいプリン買ってあげるから。」
『……約束ですよ。』
黒髪のウィッグをつけて、カラコンを入れた私。
メイクさんの技術もすごくて最早誰かは分からない……かもしれない。
林檎「準備完了ね。さ、スタジオまで行きましょ?」
『……へいへい。』
このあと、私は共演者がいたことにまた驚くことになる。
(ドレスって重い………。)
133人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
小冬 - (名前)ちゃんが可愛い!!バレエをしている(名前)ちゃんがカッコいい感じがして、惚れました!!これからが楽しみです!! (2019年7月17日 21時) (レス) id: b394ae1541 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 前から思ってたんですけど・・・ 嶺司じゃなくて、嶺二ですよ! (2017年7月24日 20時) (レス) id: 4701cc19d8 (このIDを非表示/違反報告)
友姫(プロフ) - あいみさん» コメントありがとうございます!低速ではありますが、今後も更新させて頂きます。これからも「わたしのいきかた」をよろしくお願いします。 (2017年6月4日 10時) (レス) id: 905028581e (このIDを非表示/違反報告)
あいみ(プロフ) - コメント失礼致します!とっても面白いです!更新頑張ってください!続きがとってもたのしみです! (2017年6月4日 10時) (レス) id: 03875aa748 (このIDを非表示/違反報告)
友姫(プロフ) - 通りすがりの暇人さん» コメントありがとうございます。これからも更新させて頂くので、よろしくお願いします。 (2017年4月18日 14時) (レス) id: 905028581e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Black Miffy (・x・) | 作成日時:2017年4月15日 19時