六色狂人、純白悪魔【おそ松さん】 (ページ7)

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六色狂人:黄ページ7

昼休みが終わって皆それぞれの教室に戻っていった。

私も兄さん達と教室に戻ったんだけど、授業が始まろうとしていた矢先
突然隣のクラス、カラ松兄さんと一松兄さんのクラスから何かが割れる音と悲鳴が聞こえてきた。

雨月「な、何が起こってるの？」

チョロ「わかんないけど...今の音はガラスの割れる音だよね？」

おそ「カラ松達のクラスだよな、何があったんd「胸騒ぎがする...っ！」は、ちょっ麻友！？」

私は口より先に体が動いていた。教室を飛び出し隣のクラスへ飛び込んだ。

麻友「な...ｯ!!」

しかし、私の目の前に広がっていたのは地獄のような空間だった。

女子生徒は怯えながら教室の隅で固まっているのに対して、男子生徒はみんな所々血を流して倒れている。

麻友「一体何が.....」

ー「麻友...ｯ...」

麻友「ｯ!!一松兄さん!!!!」

一松兄さんに駆け寄ると一松兄さんは私の腕を掴んだ。

ー「逃げろ...ｯ...ここは危ない..ｯ...早く皆を避難させないと...ｯ...!!」

一松兄さんはそう必死に訴えかけてくる。

あの一松兄さんがこんな目に遭うなんて...。
兄妹喧嘩の時も喧嘩をしている時も絶対に隙を見せない一松兄さんなのに。

一体この学校で何が起こってるの...？

おそ、チョロ、涼「麻友っ!!!!」

麻友「に、兄さん...っ!!早く一松兄さんを...っ！

いや...待って

・

・

カラ松兄さんは何処...？」

教室を見渡してもカラ松兄さんの姿が見当たらない。

ー「カラ松...ｯ...はアイツらに連れていかれたｯ...」

苦しそうに嘆く一松兄さん。

カラ松兄さんが連れていかれた？一体何故...？どうしてカラ松兄さんを？

人質にするならもっと弱い生徒でも良かったはず...。

どうしてカラ松兄さんを選んだの？そもそもどうしてこんな学校に...。

アイツらって誰？何が目的なの？

グルグルグルグル私の頭の中で考えが散乱している。

トド「みんなっ!!!!」

十「何があったんスか！？」

遅れて教室に飛び込んできたトド松兄さんと十四松兄さん。

良かった...。捕まったのはカラ松兄さんだけみたいだ。

チョロ「わ、分からない。僕達も今来たばっかりだから...。」

おそ「...兎に角一松がこんな目に遭うくらいだ。相当な人間がこの学校にいることには変わりない。それにカラ松が連れていかれた。」

麻友「今すぐに探さなきゃ...」

涼介「探すって何処をだよ！こんな広い学校の中をどうやって...」

麻友「...目星は付いてるんだ...。」