親友【赤×青】 (ページ3)

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赤「ねぇ、那須」

青「なにー？」

むしむしとした6月、ピシッと伸びたワイシャツとは逆にダラーんとソファに寄っかかってアイスを頬張る那須に声をかける

あれから数年、高校生になった俺ら

高一、高二共に同じクラスで
なんか安心してる

友達がどんなに居ても、きっと俺の親友は那須だけ

青「、で、なに？」

赤「俺、さ、、大昇のこと、好きになっちゃったかも、、」

青「そーなんだ」

赤「へ、？引かないの？」

青「なんで？引かないよ。それに、男子校だし。」

と、短い言葉で返す那須

でもそれが心地よくて
那須でよかった。なんて思ったりもして

高二で、同じクラスになった大昇に恋をした。

その事を、今までも俺の恋バナに付き合ってくれていた那須に言えば、優しい顔して話を聞いてくれる。

赤「、、確かに男子校って同性愛者多いって言うよね、、」

青「そんな気にすることないって」

赤「でもさ、、」

青「誰に恋しようと、何も言わないよ。龍我は龍我なんだし。」

赤「､ﾌﾞﾌｯ笑」

青「なんだよ、！」

真面目に俺を慰めてくれる那須が少し面白くて
思わず吹き出してしまった

青「きったなー｣

赤「え、ひどー」

いつものノリ

何も気にせず接してくれるのが嬉しかった。