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「ねえ、!ママ!」
そう焦って言っている私の隣で雄登は笑いを堪えている。
「そうなの?A」
そう悪戯そうに笑ってる雄登がいる。
「ちがうもん、!」
そう言ってもママも雄登も全部私の考えてることなんて見透かしたような顔をして笑っている。
「まあ、ご飯食べちゃいましょ冷めちゃう前に」
そんなママの一言でその話は終わったと思ってたのに
食べているときに雄登が
「だからA学校で恥ずかしくて俺に話しかけてこないの?」
「えそうなの?雄登くん」
「はい、Aしかもみんながいる前で呼ぶと呼ばないで!って怒るんです笑」
「へえー」
そんな言葉をいいママはニヤニヤ笑ってる
「雄登、!!!そんなことどーでもいいから!」
「なんで学校で俺と話すの嫌がるの?」
「だって雄登のこと好きな子たち怖いんだもん多分私たちが幼馴染なの知ったら意地悪とかされそうじゃない?めんどくさいのはやだ」
「そんなの俺が守ってあげるのに」
「雄登くん男前〜」
なんてママは相変わらずキャッキャしている。
「あ、雨降ってきたからパパに傘届けに行かなきゃだから2人でお留守番よろしくね」
そういいママは嬉しそうに家を出てしまった。
2人になった瞬間ずっと疑問だったことを聞いてみた。
「雄登こそなんでそんなに私に構ってくるの?私が学校で話すの嫌がるのわかってるのに」
「好きだからだよ」
「え?」
「好きだから話しかけたいし話しかけられたい」
「それ以外に理由なんてないよ」
そういいこちらを見つめてくる。
「それってさ幼馴染だから好きってことでいいの?だって可愛い子に中学の頃告白されて付き合ってたよね?」
不安な私はそんなことを聞いてしまう。
「違うよずっと隣にいてほしいそういう気持ちだよ。彼女なってほしい。あとあの子とは付き合ってないよ物心ついたときからAのことが好きだった」
「A好きだよ」
ずっと私が言えなかった"好き"の2文字を雄登は簡単に口にする。
「だからA付き合ってください」
だから私も勇気を出して言うんだ
「わたしもすきだよ」って。
fin
ツルニチニチソウ→幼馴染・優しい・思い出
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作者名:あいすくりーむ。 | 作成日時:2021年11月28日 23時