春夏秋冬短編集 (ページ2)

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「すみません、。」

先生からの注意で多くの人から見られた恥ずかしさでいっぱいなのに

瑞稀はこっちをみて笑いを堪えていた。

講義はすぐに再開されそれと同時にみんなの視線を前の方へ戻った。

「Aドンマイ」

「ねぇ、笑わないでくれる？恥ずかしさでいっぱいなのに」

「いーじゃん面白いし」

「やだ絶対いやだ。」

そんな話をしていればあっという間に講義は終わり、
2つコマが次の時間まで開くからパンケーキを食べることにした。

「てかAあれ大事なコマとか言ってたのに全然講義聞いてなかったよな」

「瑞稀のせいだもん、」

「いやいや自業自得だろ？」

そういい瑞稀は笑っている。

やっぱり瑞稀といるのは気楽でいいなんて思っていれば、

「A好きなやつとかいんの？」

「え？いないけど」

「じゃあ逆に瑞稀はいるの？」

「え、！？」

「図星？てかそんなに驚く？」

「まぁいるっちゃいるかなでも相手は全然気づいてなさそう」

「瑞稀はアピったりしてるの？」

「してる方だと思う」

「じゃあその子相当鈍感なんだね、瑞稀もっと頑張ってアピっちゃえ！！
てか告っちゃえば？」

「A本当にバカなの、？」

「いくらなんでも友達に言うことー？ま、バカだけどさ」

「俺が好きなのはお前だよ」

「うそだ。だって瑞稀そんな素振り見せたことないよ？」

「ずっと見せてたわ、」

そう言って瑞稀は私の頭にデコピンした。

「いたっ」

「だってさ、瑞稀私にいつもバカとかアホだの言うじゃん！」

「照れ隠しだったって言ったらどうする？」

「本当に言ってる？」

「俺は本当のことしか言わない。Aが俺のこと好きになってくれるの待ってたけどこのままじゃ来世になっても無理そうだし待つのやめるわ」

「絶対好きにならせてみせるよだから待っててよ俺の彼女になる日まで」

fin