...こういうことしていいんだね? 【まふまふ】

６１話 ページ12

まふまふside



今日は待ちに待ったデートの日。



ちょっと恋人らしいことがしたかったからマンションの最寄り駅で待ち合わせ…。



10:00集合ってことだったけど、同じ時間に出てきちゃったら面白くないって思って9:30に家を出てきた。



ちなみにチケットはもう購入済み。
コンビニでやってきました



昨日分かったことなんだけど、平日でも休日でも、水族館は午後混雑するみたい。



カフェとかはあとにして先に水族館で、混んでない時間をのんびり楽しんだ方がいいかもしれないな…。




一時間半くらいはゆっくり見れるし、そのあとだんだん混んでくると思うから一旦お昼とか食べに行って、それで…




「まふゆっ！」



『わあっ！ びっくりした…』



「なに 考え事？
とりあえず早く行こ！」



『はいはい。電車で20分位だって。それでちょっと歩いたらすぐらしいよ』



「ほんと？ 楽しみだな〜」




こうして歩いている僕らは傍から見たら普通のカップルなんだろうか



あの女の子の彼氏って風に見られてるって思うとちょっと緊張しちゃうな…






.





.






さっき、デートのプランを彼女のために考える ってあんなに楽しいんだって知った。



こうしたら喜んでくれるかな、いやこっちの方がいいかも…なんて考えていると彼氏って感じがして楽しい。




この気持ちばっかりは小説から感じ取れないから、凄く嬉しいな。




それに、これはきっと天月くんやそらるさんも知らない気持ち。




だから余計特別に感じる。



ふふっと幸せから笑みがこぼれ、この後を想像してまた幸せな気持ちになった。

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