轟くんって天然っていうか… (ページ12)

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４１話ページ12

春樹は走り、急いで屋上の柵から身を乗り出した。
　

　
だが、地面にふゆの姿はなかった。
　
　

　
まさかと思い、振り向くと、

炎の波が春樹の視界を覆った。
　
　
　
春樹「マジかよっ！！」
　
　
　
　
春樹は炎の波に飲まれ、体中が燃え盛る。
　
　
　
春樹「クソッ！！あっちぃっっ！！！」
　
　
　
　
その瞬間、何者かに服から拳銃を奪われ、足を撃たれた。
　
　
　

春樹はその場に倒れ込む。
　
　
そして頭から水をかけられた。
　
　
　
火は消えたが、春樹は体中の痛みと足の痛みに身動きがとれない。
　
　
　
　
　

　
「春樹なら、…そうすると思った」
　
　

　
声がした方を見上げると、ふゆがバケツを持って立っていた。
　

　

その横には轟焦凍の姿が。
　
　
　

　
春樹「あー…マジかよ…

油断した…

　
まだ味方がいたのか。

　
　
しかもお前かよ…轟焦凍」
　
　

　
轟「あんな紙切れで俺がふゆから手を引くと思ったのか」
　
　

　
春樹「普通は引くだろ…。ここまで執着してるなんてヤンデレかよ」
　
　

　
轟「ヤンデレ？なんだそれ」
　
　

　
「そんなこといいから。

　
さぁ春樹、神谷の居場所を教えて」
　
　