１３話 ページ14
轟side
春樹「目的ねー。あ！俺さー敵(ヴィラン)なんだよね。詳しくは父さんが、だけど」
油断した。こいつ敵(ヴィラン)だったのか。
俺はすぐに春樹から距離をとり、戦闘態勢に入る。
春樹「ちょ、待てって。今日は戦うつもりで来たんじゃないんだわ。お前に忠告しに来たの」
さっきまでとは違う不気味な笑みで春樹は言った。
目は笑っていない。微かに殺意も感じる。
春樹「お前頭良さそうだから理解したと思うけど、俺らの裏では予想も出来ないくらいでけぇ組織が動いてる。
これから俺らもその組織に属する。
近いうちに俺らはヒーロー界に爆弾を落とし、戦争をする。その戦力にふゆが欲しいんだ」
その時ずっとニコニコしていた春樹が突然口を抑えた。
春樹「やべっ！計画暴露しすぎた！
…ってことでこれ以上詳しいことは話せないけど、とにかく！俺が言いたいのは、ふゆから身を引けってこと。
ふゆは多分俺らの力のでかさに気付いてる。だからお前のためにできる最善の行動をとった」
「…真実か」
春樹「嘘教えてどうすんだ」
「…それを知ったからには、俺は身を引くわけにはいかねぇ」
春樹「はぁ！？話聞いてたかお前？ふゆに関わると死ぬぞ」
あいつに嫌われたんだと思った。だけどそうじゃなかった。
「…付き合えない理由がそれなら、その厄介事を片付けるまでだ」
春樹は眉をピクリと動かす。
春樹「ベタ惚れだなお前。だがいつか必ず後悔するぜ」
「しねぇ。それはお前がきめることじゃねぇ口を出すな」
春樹はしばらく眉間にシワを寄せていたが、突然はぁっとでかいため息をついた。
春樹「作戦失敗。今回、ふゆからお前を遠ざけることが俺の仕事だったのに。これじゃあ何話しても駄目そうだな」
春樹は座っていた柵から立ち上がる。
春樹「せいぜい死なねえように頑張れよ」
春樹はそう吐き捨てて、公園から去っていった。
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カッパ(プロフ) - 美魅斗さん» コメントありがとうございます！頑張ります！！自分でもキャラ崩壊してないかなって不安だったのでそう言って頂いてとても嬉しいです！(*^^*) (2017年6月4日 20時) (
レス) id: 0a3f8239eb (このIDを非表示/違反報告)
美魅斗 - 面白いですね！早く続きが読みたいです!更新頑張ってください!応援しています!何か、小説書く人によって、焦凍君のしゃべり方とか性格が変わるんですけど、貴方の焦凍君は、大好きです。 (2017年5月30日 22時) (レス) id: 226a185a11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カッパ | 作成日時：2017年5月21日 13時
