１２話 ページ13
轟side
石垣の公園までくると春樹はブランコの柵に座った。
春樹「本当はお前といると父さんに怒られちゃうんだよね」
「なら帰るぞ」
春樹「はぁー！？知りたくないの？ふゆのことー」
帰ろうと歩き出した足が止まる。
「ふゆなんもお前に話してくれねーだろー？まぁなんでか大体わかるけどなー」
こいつの言動は一々癪に障る。
常ににこにこしている春樹の表情からはまったく思考が読み取れない。
「だからなんだ」
春樹「俺が教えてやるって言ってんだよ。そのかわり、俺がお前に接触したことをふゆには言わないこと。いいな？」
「言うとまずいことでもあんのか？」
春樹「うん。めっちゃまずい。俺ふゆに嫌われたくねーもん」
「もう嫌われてるだろ」
春樹「き、嫌われてねーよ！！
でー？？お前は何が知りたいの？」
春樹はまた舌につけたピアスを歯に当てカチリと鳴らす。
「立花の父親を知ってるか」
春樹「知ってるさ。でももう死んでるよ。確かふゆが中１の時だったかな。まぁ僕の父さんが殺したんだけど」
「は？どういうことだ。立花は知ってんのか？」
春樹「もちろん。事故って判明されたのに殺人だって訴え続けてたのはあいつだもん。
結局誰も信じてくれなくて事故ってなったんだけどね」
「なら、立花が殺したい男って…」
春樹「俺の父さんさ」
「なら何故立花はお前の父親を殺さないんだ」
春樹「殺さないんじゃなくて殺せないんだよ。ふゆが持ってんのは父さんの個性だから、まだ自分のものになってないんだ」
ふゆの個性が…自分の個性じゃない？
個性をふゆに与えた？…そんなこと可能なのか？
仲間にそれができる個性を持つやつがいるのか？
「お前の目的はなんだ。何故立花に接触する」
俺の質問に春樹はニカッと笑った。
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カッパ(プロフ) - 美魅斗さん» コメントありがとうございます！頑張ります！！自分でもキャラ崩壊してないかなって不安だったのでそう言って頂いてとても嬉しいです！(*^^*) (2017年6月4日 20時) (
レス) id: 0a3f8239eb (このIDを非表示/違反報告)
美魅斗 - 面白いですね！早く続きが読みたいです!更新頑張ってください!応援しています!何か、小説書く人によって、焦凍君のしゃべり方とか性格が変わるんですけど、貴方の焦凍君は、大好きです。 (2017年5月30日 22時) (レス) id: 226a185a11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カッパ | 作成日時：2017年5月21日 13時
