のど飴 2 (ページ4)

今日:3 hit、昨日:4 hit、合計:16,050 hit

16 ページ4

"俺にななかを守らせて"

その言葉を聞いて一週間がたった。

一週間前

梶｢これからは一人であまり行動しないようにしてね？なるべく俺も一緒に居れるようにする。それにななかの家まで暗い道多いし危ないから、一緒に住もう｣

ということで、一緒に住むことになり前よりかは安心して暮らせる。

梶｢ふぅー(汗)これで全部？｣

私｢これで終わりです！お疲れ様でした笑｣

梶｢後で買い物行こうか！｣

私｢うん！食器とか欲しいもんね！｣

梶｢欲しいね～！でも今はお腹空いた笑｣

私｢あっ！もうこんな時間なんだね！ご飯にしようか｣

時計を見ると夜の7時
荷物を運ぶだけでもこんなに時間かかるもんなんだね

梶｢今日はなんですか～？｣

台所に立ってる私のお腹に手を回し抱きついてくる彼

私｢そんなにくっついてたら作れませんよぉ～、今日はオムライスでーす笑｣

梶｢んん笑落ち着く｣

(私も落ち着く。でもあえて口に出して言わないよ)
私｢笑笑はいっ！出来ましたよぉ～｣

梶｢いい香りですね～！いただきます!!!｣

私｢笑笑笑どーぞ！｣

今、凄い幸せだな。これが当たり前なんだよね。
私達にも当たり前の生活ができる。

梶｢ん～♡美味いっ！はぁー、美味すぎる！｣

大切な人の笑顔が見れる。くだらない事で笑い合える。

こんな事が今の私には凄く幸せで愛おしい。

ご飯を食べ終えまったりしてる彼をそんな事を考えながら見つめていると、私に気づいた。

梶｢ん？なに？｣

私｢なんでもないよぉ～｣

梶｢ななか、ん。｣

ソファーに座っていた彼は自分の隣をトントンと叩き私を呼び、私は素直に隣に行った。

彼は足組をしている上に台本をおき、右手で私の左手を指を絡ませ強く握った

すると彼が口を開いた。

梶｢今すっごい幸せ。頭がどうにかなりそうなくらいに幸せ。｣

私｢私も幸せだよ。裕貴より幸せかも笑笑｣

梶｢それはない。俺の方がすっっっごい！幸せだ！｣

私｢私の方が幸せだよ！！｣

梶｢なんだとぉ～！このやろっ！笑｣

そう言って私の弱い脇腹をずっとくすぐってくる。

私｢きゃははは笑笑！やっ、やめ！笑笑笑無理！笑笑笑だっ！ダメっ！死ぬ笑笑笑｣

梶｢降参か！降参しろ！｣

私｢こっ！笑笑降参しまふ！笑笑笑降参です！だからやめてぇ！！笑笑笑｣

笑い過ぎて気付かなかったけど今の体制は裕貴に押し倒されてる状態だ。

それに気付いた私たちは静かに唇を重ねた。