のど飴 2 (ページ18)

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貴方side

……。

なんで走ってるんだろ、

ここ……どこ？

誰かが私の手を引いて走っている。
顔が見えない。でも男の人だということは分かる。

私｢誰ですか？｣

？｢……｣

男は足を止めた

私｢あの……き、聞こえてますか？｣

私｢！？｣

急に抱き寄せられ戸惑う。

私の首筋に顔を埋め男の髪が頬をくすぐるふのがくすぐったくて覚えのある感覚

私｢……もしかして……裕貴？｣

男｢俺だよ？｣

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

私｢っは！…………っ、はぁ、、はぁ、っ、、夢？｣

目を開けると白い天井が広がっていて、手で触れなくても汗をかいてることが分かるくらい汗をかいていた。

なぜ寝ていたのか思い出す

私｢あの時…ナイフをもったあいつが私のお腹を……っ！｣

急いで自分のお腹を触ろうとするが両手には鎖のようなものに繋がれていて両足を同じように繋がれ首は動かないよに固定されている。それと同時に自分が服を着てなく下着だけだということに気づく。

私｢なん……で。｣

タッタッタッタッタッタッ

誰かが来る足音がして少しするとドアがあいた。

男｢お！！おはよ！いい朝だね！……あっ！昨日はごめんね？刺されたと思ったでしょ？あれはね？お湯が入ってるダミーナイフだよ！ビビり過ぎだよwまさか気を失うとはねww｣

私｢なんなの？早くこの鎖外して！！｣

男｢いやぁ～昨日は楽しませてもらったよ？久々に発散出来て気持ちよかったなぁwそれにしてもいい眺めだねww｣

話を聞いてない

私｢何言ってるの？早く外して！｣

男｢wwwwwそんなものが首についてたら自分の体も見えないよねwwほら鏡で自分の体見なよ｣

そう言うと男は鏡で私の体を見せてきた。

私｢…………いゃ……｣

血の気が引いた。

鏡を見ると体中に歯型、キスマーク。
汗だと思っていた体の湿りは唾とローション。

この時男の言っていた言葉で2つのことがわかった。

この男と一線を超えてしまったこと
もうひとつは

裕貴以外の他の男をこの身体が受け入れていた事

もう、何もわからない。

目の前が真っ暗になっていくだけで何も考えられなくなった。