のど飴 2

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私 ｢これが裕貴と出会う前の話。｣

貴方はどうする？今、どんな顔してるの？

見れない。 見たくない。

離れる？私から離れていってしまう？
しばらく顔を上げられずにいた。


(ｶﾞﾀｯ!!
椅子から立ち上がった裕貴。

だよね。そのままどっか行っちゃうよね、、

梶 ｢......ぇ...、ん｣

私 ｢え？｣
顔を上げ彼を見る。そこには私の前で頭を下げている彼がいた。

私 ｢何して｢｢ごめん｣｣

梶 ｢ごめん.....ｽﾞｯ、ﾊｧｧｽﾞｯ｣

私 ｢どうして謝るの？謝らなきゃなのは私の方なのに、お願い、、、泣かないで...｣

梶 ｢怖かったんだ、ななかに聞くのが、宮野さんと昔何があったのか...知りたかったでも、知るのが怖かった。櫻井さんから2人の事聞いて、ななかに聞こうとした。｢なんでもない｣って言ったあの日の事も全部。分かってたのに、お前が何でも我慢するやつだって分かってたのに！...2人のことをお前から聞くのが怖かった。俺が弱かったせいでっ...。辛い思いをさせて、1人で背負わせてほんとにごめん.....。｣

私 ｢私も、何度も話そうとした。けど裕貴が離れていってしまうんじゃないかって、嫌われるんじゃないかって怖くて言えなかった。今まで黙っててごめんね？｣

私達は思ってた事を言い合った。

私 ｢だから泣かないで？おあいこだよ！ね？｣

梶 ｢守らせて。｣

私 ｢え？｣









梶 ｢俺にななかを守らせて。｣

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