音駒にも狐が居たようで【男主】

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全部の授業が終わり部活に行く時間になる。だがしかし、俺は今日は日直だったので日誌を書かなければならない。仕方がなかったため信行くんには先に行ってもらった

「あれれ？こんな所で何してるのかなー？」

声が聞こえる方に目を向けるとニヤニヤとした鉄くんが立っていた

『今日、日直やってん。やから日誌書いとったんや』

黒尾「あら、そうだったの。だったら俺も付き合っちゃお〜かな」

『…鉄くんがすることなんてないで？』

黒尾「分かってないな〜。部活一緒に行きたいから待ってやるって言ってんの」

『せやか。部活サボりたいとかやないやろな？』

黒尾「あったりまえでしょ。俺そんな風に見える？？」

『胡散臭さが勝つなぁ』

黒尾「ひどい！！Aはっきり言い過ぎ！」

『ふは、悪かったって』

俺が笑っていたら鉄くんはじっと俺の顔を見ていた

なんか顔に着いとるんやろか

『どないしたか？』

黒尾「いや…なんて言うか、お前そんな風に笑うんだな」

『そりゃそうやろ』

鉄くんのことを不思議そうな目で見詰める

そんなにおかしかったやろか

黒尾「お前、笑ってる方がいいよ」

『せやか。じゃあもうちょい笑うようにしようかいな』

黒尾「あ"ー、やっぱだめ。Aの笑顔破壊力ありすぎるから死人出ちゃう」

『して言うてやっぱなしなんか。まぁええけど』

コロコロと言動が変わる鉄くん

分からん奴やなぁ…

日誌が書き終わったので、日誌を手に持ち

『鉄くん、職員室寄ってから部活行ってもええか？』

黒尾「もちろん。ついて行きますよ」

2人で職員室に行き担任の先生に日誌を渡しては体育館へと向かう

黒尾「うぃーす」

『こんにちは』

夜久「お、2人揃ってお出ましか」

虎「Aさんちわーっす！！」

黒尾「おいこら山本！俺にはねぇのか？！」

虎「あ、黒尾さんもちわーっす！」

黒尾「後付けかよ！！お前だけレシーブ練増やすか？？」

虎「勘弁してくださいっすよ！」

『賑やかでええなぁ』

夜久「その中心人物なの気付いてっか？？」

『？なんの事や』

夜久「はーっ、こわ」

その日もいつも通りの練習をした



＿合宿まで1週間

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