音駒にも狐が居たようで【男主】

29 ページ30

「ブロック2枚！」

「上がった影山ナイス！」

澤村「オーライ！ラスト頼む！」

フワッ…

澤村「！スマンちょい短い！」

犬岡「レフト！レフト！」

芝山「3番！」

旭くんに上がったボールに日向くんが入ってくる

ゾワッ

『！？』

何かが走る感じ

日向「アッ？」

旭くんと日向くんがぶつかり必然的に日向くんが倒れる

東峰「うわああぁ！？だだだちょちょちょ」

日向「すっすみませんん！！！」

『怪我しとらんかな』

黒尾「ちょっとちょっと〜向こうばっか見てないでさ〜」

『すまんな、つい気になってもうて』

黒尾「よそ見してんなよ」

『あで』

鉄くんからデコピンを食らった

おでこを抑えながら音駒の方を見る

そや今は集中せな

日向くんが飛雄に変人速攻で目を瞑ることをやめると言い出してからは烏野に緊張が走る

「山本！」

虎「ダッシャア！」

ﾋﾟﾋﾟｰｯ

25-18(音駒 烏野)

次は…梟谷か

京治と目が合う。軽く会釈をされたのでこちらも会釈をし返す

赤葦「Aさ…」

木兎「Aー！！俺の事見とけよー！！」

京治の声をさえぎって光くんは大きく手を振りながらそう言ってきた

『おん。見とくで』

赤葦「すみません…いつも迷惑かけてしまって」

『ええよ。気にしとらんから』

赤葦「次、よろしくお願いします」

『負けへんからな』

梟谷との試合が始まる

「レフトレフト！！」

「ブロック3枚！！」

赤葦「木兎さん！」

ズドッ

猫又「コラ研磨！逃げるな！」

研磨「腕もげる…」

猫又「もげない！」

『研磨』

研磨 ﾋﾞｸｯ

『ブロックザルにすんな』

研磨「わかったよ…」

点を取り、取られを繰り返して

ﾋﾟﾋﾟｰｯ

21-25(音駒 梟谷)

黒尾「フライング1周ー」

「「ウィース」」

鉄くんたちがフライングしてる間試合中に思ったことをまとめていたら

赤葦「今日の木兎さん調子が良かったです」

『あぁー、俺のせいやな』

赤葦「こっちとしては有難かったです」

『調子乗らへんようにせなやな』

赤葦「それはそれで困るんですよね」

『京治やったらすぐに対応できるやろ？』

赤葦「対策はできますけど…」

『別のチームやから光くんのこと頼んだで』

赤葦「…はい」

若干間が空いたが気のせいだろう

30→←28

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す