音駒にも狐が居たようで【男主】

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『そろそろ離れーや。試合再開されるっぽいし』

木兎「じゃあまたな！」

颯爽と光くんは去って行った

試合が再開され結果を見る

うちは五分五分

けど……

隣のコートを見る。今は烏野と梟谷が試合をしている

烏野は今の所全敗

まだあの2人は来ていないらしい

「あいつら何敗目だよ」

「別に弱くはないけど平凡…だよな…」

「音駒が苦戦したヤバい1年てどれのことだよ？」

そんな会話が耳に入り眉をひそめる

『あ"…？』

黒尾「はーい、落ち着けって」

『…舐めとると痛い目みるで』

ギイィィッ

扉が空く音が聞こえ、そちらに目をやると

「おっまだやってんじゃん。間に合ったね

上出来」

黒尾「“主役”は遅れて登場ってか？ハラ立つね〜」

扉の前には飛雄と日向くんがいた

『やっときたか』

自然と口角が上がる

烏野はあの2人が来てからやっとの勝利を挙げた

時間の関係上音駒と生川の試合で終わりだろう

犬岡「夜久さん！！ナイスレシーブ！！

1枚！灰羽！」

ヒュッ、パンッ

『ナイスキーリエーフ』

ほんま手足が長いことや

ﾋﾟﾋﾟｰｯ

25-20(音駒 生川)

初日にしてはええ結果やと思う

しかし、リエーフのレシーブがまだまだすぎて狙われやすい

あとでレシーブ練習のメニュー考えようかいな

リエ「Aさーん！どうでした？俺のスパイク！」

『ええと思うで。せやけどレシーブまだまだやな』

リエ「う"っ、これから頑張りますって！」

『ほーん』

疑いの目を向けるとリエーフは目を逸らした

『俺今から食堂行って飯作らなあかんから先行っとくわ』

夜久「おーう。またあとでな」

体育館を出て食堂に向かう

『すんません。遅くなってもうた』

雀田「おっ来た。待ってたよ」

『お待たせしたな。今日は何作るん？』

福田「無難にカレーかなーって思ってる」

『ええと思うで。料理はもちろんやけど重いもんとか持つ時は気軽に俺の事こき使ってええからね』

福田「頼れる男は違うね〜」

『普通のことやで』

福田「ヒュー」

ニヤニヤしながら雪絵は茶化してきたので少し照れくさくなり頬をポリポリとかく

そのあとはマネ全員で役割分担をしてカレーを作った

皆食事を取りそれぞれ部屋に戻った

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