音駒にも狐が居たようで【男主】

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《もしもし？》

『もしもし、信介タイミングええなぁ。今帰ってきたところや』

《そうなん？俺も丁度終わって家に帰っとうねん》

『やっぱ気合うなぁ。双子やからやろか』

《そうかもしれへんな。どうや、部活は上手くいっとるか？》

『いっとるで。皆ちゃんとしてるからなぁ。せやけど、問題児もおるから俺らが居らんくなった後が心配や』

溜息をついてしまう

《そんな心配せんでもええと思うで》

『そうかもな。信介のところはどうなん？』

《俺のところは双子が大変や》

信介の声はどこか楽しそうでもあった

ええなぁ、俺も双子に会ってみたいんやけど

『信介を困らす双子にも会ってみたいわ』

笑いながらそう言うと今度は信介が溜息をついた

《あかんで、Aすぐ絡まれるやん》

『そうなんやけど…そんなにか？』

《そんなにや。もう少し警戒心持てや》

『せやな。気ぃ引き締めな』

《そや、もう時間やしまた明日な》

『おん。また明日な、おやすみ信介』

《おやすみA》

お互いそう言って電話を切る

夜ご飯作らな…

夜ご飯を作っては食べ、お風呂やらなんやら終わらせては少しだけ復習してはベッドに入る

明日も早いからな

直ぐに眠りについた


＿翌朝＿


ピピピ

アラームの音で目が覚める。寝起きの悪い自分にとっては苦痛でしかなかった

ゆっくりと起きては準備をして家を出る

『いってきます』

あくびを一つ零しては目の前にいる2人組が目に入る。特徴的な寝癖のある高身長がプリン頭の人を引きずっていた

あらかた鉄くんと研磨やろなぁ

『鉄くん、研磨おはようさん』

2人に並んでは声をかける

黒尾「おーう、Aおはよう」

研磨「おはよう…Aくん…」

『研磨眠そうやな』

研磨「眠いよ、朝練なんて慣れないし…」

黒尾「研磨さーん俺達が居なくなったらどうするのさ？」

研磨「その時は…その時だよ」

考えるの諦めたな

その後も

犬岡「あれ、おはよーございます！」

虎「ちわっす！！！！」

『おはようさん。元気やなぁ』

続々とメンバーが集まりいつの間にか集団登校していた

猫又監督からは仲がいいと笑われた

朝練習が終わり、解散をし各々教室に入っていく

俺は信行くんと一緒に教室に入っていった

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