音駒にも狐が居たようで【男主】

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黒尾「今日は宜しくお願いします」

主将「こちらこそ宜しくお願いします」

黒尾、主将「「(あコイツ食えない(・・・・)タイプの奴だ)」」

鉄くん食えないタイプとか思ってそうやなぁ

音駒高校対烏野高校

因縁の再戦

「「行くぞ」」

開始


キュキュ

ドン、パァン

じっと烏野のアップを見詰める。この時から既に俺の仕事は始まっている

相手の癖を見ろ、視線は？体の向きは？何となくでもいいから性格も読め

殴り書きで書いていく

猫又「おっ繋心か！相変わらずじじいそっくりの顔しやがって！」

「！！」

なるほどあの金髪の人は烏養元監督の孫なんやな

繋心「お久しぶりです猫又先生」

「おっおっお電話した武田ですっ！今日はわざわざ本当にありがとうございますっ！！」

猫又「そりゃあんなにしつこく電話貰ったらねぇ！来ない訳には！」

武田「すっ…スミマセンッ…」

猫又「冗談です冗談！

うちもこの3日いい練習試合ができました。今日も宜しくお願いします」

武田「ハイ！こちらこそ！」

猫又「……相手が烏養のじじいじゃなくとも…容赦しねぇよ？」

武田、繋心「「……」」

『…監督少し大人気ないんじゃないですか？』

猫又「いいんだよ！アイツがじじいに似てるのが悪い！」

直井「『(大人気ねぇ…／ないなぁ)』」

黒尾「おいA！」

名前を呼ばれた瞬間行くのを少し躊躇う

『…今行くで』

黒尾「＿俺達は血液だ滞り無く流れろ酸素を回せ“脳”が正常に働くために

行くぞ」

「「あス！！」」

何度やっても慣れへん。てか恥ずいねんな

俺は駆け足で監督の元に戻る

研磨「クロ…今のやめない…？

なんか恥ずかしい…」

虎「なんで！いいじゃねーか。雰囲気雰囲気！」

海「自分らへの暗示みたいなモンだ」

黒尾「＿ということだ」

納得いってないように研磨は顔を顰める

黒尾「オラ行くぞ」

スターティングを見る限り、研磨に絡んできたオレンジ髪の子はMBなんやな

背は高くない。だからと言って油断はしない。身長が要なMBにあの子が入るってなるとバネがあるんかいな。アップを見た感じ相当飛べてた

確か名前は…日向翔陽

あのS(セッター)はとにかく上手いという印象が強かった。どう出るか

ﾋﾟｰｯ

試合開始

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