【z.o.m】天使の堕天使【w.rwr.d!】

水に封印されし者 伍 ページ7

ゾムside

グル氏におつかい(偵察)を頼まれて早々翌日になった。


まぁ正直俺も気になってたんだよなぁ、その、《水に封印されし者》が。


しかも水に数十年もの間封印されていたんだとか。


麻酔銃の弾丸数を確認し、武器の手入れをした。


ナイフは五本と予備二本、麻酔銃は五十回分。
拳銃二本と予備一本、大丈夫やな。


パーカーの中にナイフと拳銃を隠し、麻酔銃はポケットに入れておく。


？「あれ？偵察しに行くの？」


『あ、おう』


赤い罰マークが書いてあるマスクが特徴的な彼はひとらんらん。げとちゃんとも呼ばれとんな


ひと「今日はどこの国に行くの？」


『今日はエネミー国。グル氏に頼まれてな』


ひと「グルちゃんが、珍しいね」


少し目を細めて言った。
ひとらんも楽しそうやな。


『珍しいっていうか、久しぶりなんやろ、何かに興味を持つのが。』


ひと「確かに。頑張ってね」


『おん』


取り敢えず城出て近くの木に乗っかる。


地図で改めて場所を確認して、その方向に進んでくだけ。


簡単やな。


でも、エネミー国は近いから楽だよな。


我々国からしたらクソしょぼいけどな。


木を乗り越えてやっとエネミー国の城につく。


そこには厳重()に入口が固められていて、人数が取り柄の様なものだ。これは。


エネミー国の裏に回り込んだら、人が少なくなってきた。まぁこんなもんか。


しかもちょっとした扉があるじゃないですか。


情報によると、あれなんやろ、地下にあるとかなんやろ？


と、言うことで言動無用に地下へ。

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