水に封印されし者 四拾壱 ページ43
レアside
速やかにお風呂を済ませて、トントンさんの部屋に向かう。
…今回の、セリオウス国との戦争についてだ。
グルッペンさんは多分書類に追われているのだろうと思って、敢えてトントンさんにした。
ｺﾝｺﾝ
「…失礼するわ」
はーい、と声がしたので入る。
この人も書類に追われていて、こちらも忙しそうだ。
�邸屬覆鵑筺▲譽△�」
『なんやとは失礼ね』
トントンさんは書類に目を向けながら耳を傾けた。
『…次の戦争についてなんだけど、良いかしら』
その事を言ったら、トントンさんのサインをする手は止まり、顔を上げ、私の目を捉えた。
�邸屮札螢�ウス国は中々強い方や。」
『…。』
�邸嵒�讐なんて、無理なことはせぇへんでくれ。お前はまだ、戦争に行ける立場じゃあらへん」
再び視線を書類に戻したトントンさんに怒りを抱いたが、まだ言ってないことがある。
『…私には、亡き母と弟がいるの。火事によって…ね。』
『その時、私が叫んだら、体から水が出てきて、その火、全部飛ばしたのよ。』
�邸屐帖�
『その火事の原因が近隣の家からの引火、その近隣の家はセリオウス国のスパイが発火させたもの。その後私は幼きして復讐をすべく人殺しの技術を習得した。』
『…だけど、エネミー国に連れ去られちゃって、水に封印されし者、としてずっと大切にされてた。数年間のもの、手も足も出ずに、カプセルに入水してた。』
�邸屐帖�
『今回、ゾムに助けられてから清々したわ。嘗て行ってきた逃亡や人殺し。またあの体験が出来る、ってね。』
�邸屐�ﾎｫﾝ」
一通り話し終えると、トントンさんは神妙な顔をしながら私を見ていた。
『復讐を果たしたら、この国からも出ようと思うの。』
�邸屐帖�…、さよか、」
『私事の為にこの国を使ってる訳ではないわ。寧ろ感謝してるわ。でも…』
�邸屐弔笋蕕淵▲�ン事がある、」
『…えぇ。だから今回は、何が何でも戦争には出させて頂くわ』
�邸嵎�かった。後でグル氏に話通しとくわ。わざわざ眠い中ありがとうな」
『…いえ、こちらこそ、忙しい中ごめんなさいね』
�邸嵎未砲┐┐如�その代わり、今回の戦争に向けて、体力はつけるように。」
『ﾌﾌｯ、そんなの朝飯前よ。おやすみ、トントンさん』
そう言って書記長室から出る。
次はゾムの部屋か戦闘室ね。
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扇@リョク(プロフ) - 優駿さん» 書いてて楽しいよ~ (2017年5月6日 22時) (
レス) id: 73072c82de (このIDを非表示/違反報告)
優駿(プロフ) - レアちゃんがトントンの服着てるシーンあるけど、トントンって我々だの中でも一番身長でかいって言われてるよね（小声）それはそれでレアちゃんが萌え袖って事になるから…ヤバイいろいろと！ (2017年5月5日 21時) (レス) id: 4310548fa9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：扇@リョク | 作者ホームページ：uranai.nosv.org/u.php/hp/hikare _usiro/
作成日時：2017年4月5日 23時
