水に封印されし者 卅漆 ページ39
レアside
能力について調べてから少し経ち、それからずっと本を読んでいた。
没頭していたのか、気がついたらもう日が傾いていた。
オスマンさんは隣で優雅に紅茶を飲みながら本を読んでいる。
他の厄介者もおらず、心身共に休むことが出来る、唯一の温もりだ。
兄さ「オスマン、レア、晩飯や」
煙草をふかしながら静かに入ってきた兄さんは伝えに来てくれた。
私は本を戻し、食堂へ向かった。
オス「そういやレア、朝の傷は大丈夫なん？」
『ええ、痛くも痒くもないわ』
オス「本当にすまんなぁ」
『大丈夫よ、』
絆創膏なんて貼ってあるのも忘れるほど読書に没頭していたのだろうか。
兄さ「さっきは何の本読んどったん？」
オス「医療関係や」
『あら、意外ね』
オス「ぺい神だけじゃ治療も大変やろなぁって思って、勉強しとんねん」
兄さ「それは頼もしいな」
『面白いわ』
人の為に物を尽くせるのは、人間として美しい事だ。
祈願しようが、為にならなければ学習してきた意味が無くなってしまう。
だけど、オスマンさんは全てを«透視»して、これから役立つと考えたのだろう。
未来まで見据えるのは、かなりの能力の持ち主だ。
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扇@リョク(プロフ) - 優駿さん» 書いてて楽しいよ~ (2017年5月6日 22時) (
レス) id: 73072c82de (このIDを非表示/違反報告)
優駿(プロフ) - レアちゃんがトントンの服着てるシーンあるけど、トントンって我々だの中でも一番身長でかいって言われてるよね（小声）それはそれでレアちゃんが萌え袖って事になるから…ヤバイいろいろと！ (2017年5月5日 21時) (レス) id: 4310548fa9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：扇@リョク | 作者ホームページ：uranai.nosv.org/u.php/hp/hikare _usiro/
作成日時：2017年4月5日 23時
