水に封印されし者 廿捌 ページ30
レアside
次は兄さんのお部屋だ。
特に何も聞いてないからいるかも分からない。
ｺﾝｺﾝ、
『…兄さん、失礼するわ、』
ｶﾞﾁｬ
入ると、そこにはヘッドホンをして何かを聞いている兄さんの姿があった。
こちらにはまだ気づいてないみたいだ。
『…兄さん』
兄さ「…っ？！」
こちらに気づき、慌てた様子でこちらを見た。
何かあったのだろうか。
兄さ「ご、ごめんな、なんか用か？」
『トントンさんが、朝食作りながら待ってるわ』
兄さ「そ、そうか、ありがとな」
紫のマフラーを揺らがせながら立ち上がった。
私と同じ視線に立ち、微かなタバコの臭いが鼻をﾂﾝとさせた。
『…こちらこそ、』
それにしても、あの焦り様は何なのだろうか。
なんか、久しぶりに会った人に名前を呼ばれた様な、驚き様だった。
兄さ「ゾムは戦闘室でトレーニングしとんちゃう？」
『あ、ありがとう』
兄さ「いや、いいよ、呼びに来てくれたから、」
そう言って兄さんは食堂に行った。
ゾムさんは部屋にいないことは分かったから、戦闘室に向かった。
少し、寒気がしたが。
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扇@リョク(プロフ) - 優駿さん» 書いてて楽しいよ~ (2017年5月6日 22時) (
レス) id: 73072c82de (このIDを非表示/違反報告)
優駿(プロフ) - レアちゃんがトントンの服着てるシーンあるけど、トントンって我々だの中でも一番身長でかいって言われてるよね（小声）それはそれでレアちゃんが萌え袖って事になるから…ヤバイいろいろと！ (2017年5月5日 21時) (レス) id: 4310548fa9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：扇@リョク | 作者ホームページ：uranai.nosv.org/u.php/hp/hikare _usiro/
作成日時：2017年4月5日 23時
