水に封印されし者 廿弐 ページ24
レアside
ﾁｭﾝﾁｭﾝ、ﾁｭﾝﾁｭﾝ
…鳥の鳴く声がする。
少し瞼を上げると、見えたのは光だった。
朝だ。
この部屋に時計はないが、廊下から微かにｶﾁｶﾁと音が鳴っていたから、時間が動いている事は確認できた。
重い体を起こすと、ボケていた視点もパッチりと目覚めた。
『…ん…ぁ…』
伸びをすると、自然に出てくる声。
ベッドから起き上がり、少し寝ぼけている顔を起こすために、洗面所に向かった。
各階に設置されている洗面室はトイレ等と一緒にされていて、出入りは自由だ。
そこで顔を洗い、時間を確認したら食堂に向かった。
そこには誰もおらず、いつも明るい食堂に少し虚無感を感じた。
まぁ、6時前だから誰も起きないのも無理はない、か
ｶﾀ
昨日の歓迎会の時に座った椅子を引き、座った。
昨日見た情景が再び瞼の裏に映り出した。
犬みたいに騒いでいるコネシマさんとシャオロンさん、
他の人にいたずらをするゾムとロボロさんとしんぺい神さん、
お酒が回りすぎて項垂れていた鬱さん
うるさいと注意するトントンさん、
とても楽しそうに話していたオスマンさん、ひとらんさん、兄さん、
そして、愉快そうに仲間を見ていたグルッペンさん。
赤い目はいつもより輝きを放ち、生きた心地がしなかった。
？「ん？レアやん、朝早いんやなぁ」
『…トントンさん』
相変わらず目の下に隈が広がっており、通夜で書類をしていたのだろうか。
�邸屬阿辰垢蠖欧譴燭鵝�」
『…はい、お陰様で』
何か、罪悪感が重んじる。
ここまで頑張っているのに終わらない書類、お礼をしてもしきれない存在。
�邸屬修辰�、それは良かった」
『…今度、書類のお手伝い、するわ』
�邸屬い筺△┐┐茵�
『…私がやりたいの』
�邸屬鵝次弔泙，┐┐茵�
そう言ってﾆｶｯと笑った彼。
トントンさんには、頭が上がらない存在だ。
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扇@リョク(プロフ) - 優駿さん» 書いてて楽しいよ~ (2017年5月6日 22時) (
レス) id: 73072c82de (このIDを非表示/違反報告)
優駿(プロフ) - レアちゃんがトントンの服着てるシーンあるけど、トントンって我々だの中でも一番身長でかいって言われてるよね（小声）それはそれでレアちゃんが萌え袖って事になるから…ヤバイいろいろと！ (2017年5月5日 21時) (レス) id: 4310548fa9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：扇@リョク | 作者ホームページ：uranai.nosv.org/u.php/hp/hikare _usiro/
作成日時：2017年4月5日 23時
