第十六話 復讐…？ byクラウィン ページ18
雛羽side
さぁ、起きよう。
あいつらはついさっき帰ったばかりだしね。
これも当主としての仕事だ。
私達は服を着替える。
昔の服だ。
あいつらには見覚えがあるんだろうけどな。
葵「雛羽、どうするの？」
雛羽「何がだ？」
葵「えーっと…作戦？」
雛羽「そうだな…とりあえず、あいつらのトラウマでも蘇らせてあげようかな」
葵「そう、楽しみにしてるわ」
紅葉「あの子達もやってしまったよね。姉さんに手を出すなんて」
フール「僕たちは！？」
紅葉「ふふっ」
雛羽「さて、行こうか」
葵「yes Myeload」
フール「イエッサー！」
紅葉「OK」
今夜、君達は壊れて苦しむがいいさ。
雛羽「…」
見付けた。
丁度、路地の前か。
能力を使いあいつらを路地に引き込む。
ユカ「！？」
そこに紅葉が紅葉を降らす。
まずは【血の紅葉】さ。
次にフールが狸で幻覚のような物を見せる。
これで【半アルビノの化け狸】になる。
そして静かに葵がユカ達に攻撃をする。
次に【無個性な紫髪の鬼】へと変化する。
最後に私がユカ達の前に現れる。
【アルビノのお狐様】の完成。
サクラ「…っ！」
ルナ「なんで…？」
この二人は、葵とフールの服を見て驚いている。
葵「ねぇねぇ、“死んだ”同期の服を見た感想はどう？」
サクラ「…」
もうすでに泣きそうだ。
この服は、サクラと一緒に過ごしていた美結の物だ。
葵「この服を着るとさ…思い出が流れてくるような気がするんだ」
葵「殴られて蹴られて痛いって言っても助けてくれない…そんな思い出が…ね」
サクラ「違う…私の性じゃ…」
葵「何が違うの？友達だったんでしょ？なんで、助けてあげなかったの？」
サクラ「あ…あ…嫌だ…嫌だ嫌だ嫌だ！」
葵「嫌なのは私達の方だよ」
そう言い、葵はサクラの腹に蹴りをいれる。
サクラは吹っ飛ぶ。
梓「てめぇ…！！」
梓が殴りかかってくる。
第十七話 奪われたもの byクラウィン→←第十五話 それぞれの心 byクラウィン
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
