ー伝えなきゃー上彩編 (ページ6)

今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:9,899 hit

聞いちゃったページ6

どうしよう。みんなに迷惑かけちゃったかな。

あと、聞いちゃった…
「大好きだ。」

この言葉が頭からはなれない。
きっと、夢だよね。
実は、私上杉くんのことが… 好きなの。
最近気づいたんだ。仲間以上の関係になりたいって。

風邪が治ったら、聞いてみよっかな。
コンコン
「持ってきたけど、飲めるか？」
「うん」
「あ、食べれるか？」
「たぶん」
ホントは食べさせてほしいとか、ワカがママだよね
「自分じゃ食べれないだろ」
「はい」
えっ…アーンってなってる……
「あっ悪ぃ嫌だったよな」
違う違うのに…
ちゃんと、伝えなきゃ
「嫌なんかじゃ…ないよ！」
「ホントか?期待していいのか？」
何に期待してるのかわからないけれど…
「ホントだよ、むしろ…うれしいっ！」

ぽっと顔を赤く染めた上杉くん。きっと私の顔も真っ赤なんだろうな。
上杉くん…。治ったらちゃんと伝えます。

この気持ちを。

「あ、アーン」
パクっ

これを何度か繰り返して、ようやく食べ終わった。

「あ、ありがと」
「別に」

それだけいうと部屋から出てってしまった。
ずっと今日はドキドキしてる気がする…

そして私は眠りについた。

上杉くん

私は貴方に恋をしたみたいです。